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偽りの外交使節 351

室町時代の日朝関係

偽りの外交使節

15世紀半ば、突如として日朝通交の舞台に登場した偽の外交使節たち。彼らは何者か、そしてその目的とは? 新しい中世日朝関係史。

著者 橋本 雄
ジャンル 日本歴史 > 通史・概説・歴史一般
シリーズ 歴史文化ライブラリー > 中世史
出版年月日 2012/08/21
ISBN 9784642057516
判型・ページ数 4-6・224ページ
定価 本体1,700円+税
在庫 在庫あり
 
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目次

中世のたくましい倭人たち―プロローグ/偽使の登場(王城大臣使の「第一波」/中世日朝関係の制度的枠組み/なぜ一四五五年に偽王城大臣使は現れたのか)/室町幕府の朝鮮外交(幕府遣朝鮮国書の作成/遣朝鮮使への国書の交付/遣朝鮮使船の経営システム/室町幕府の朝鮮観)/文化交流と偽使問題(朝鮮からの輸入大蔵経/日朝間の美術史的交流/日朝牙符制のくびき/王城大臣使の「第二波」/日朝牙符制という桎梏)/偽使問題から世界史へ―エピローグ

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内容説明

15世紀半ば、突如として日朝通交の舞台に大挙あらわれた偽物の外交使節。国書の偽作や改竄、使者のすり替わり、船の水増しなど、その種類や性格は多種多様で、偽物と本物の区別もあいまいだった。従来の朝鮮王朝中心の日朝関係史像をのりこえ、彼ら「偽使」たちを生み出した室町時代の日本・幕府側の実情にはじめて迫る、新しい中世日朝関係史。

口にお金編集者の眼-驚きの“偽使たちの世界”

室町時代の国王使をはじめとする外交使節に、偽物の使節が存在したことをご存じであろうか。その多くは、対馬宗氏が主体となり、大蔵経などの経済的利益を得るために、偽装したもので、朝鮮王朝側もこれに困惑していたというのだ。当然、朝鮮側も牙符という割り印を用いて、やってくる偽使たちを見分けようとするのだが、これをさらにかいくぐろうと対馬側も工夫をこらす……。偽使勢力にとって中世国家とは何だったのか-常識をくつがえす驚きの“偽使たちの世界”にぜひ足を踏み入れていただきたい。

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