中世王家の成立と院政

院宮の家政機関の変容、天皇生母の政務関与などの要素を検証し、院政の基盤となった「家」の形態を解明。王家と院政との連関を論じる

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著者 栗山圭子
ジャンル 日本史  > 中世史
出版年月日
出版年月日とは
製本所から販売会社(取次店)様への、初回搬入年月日を表示しております。書店様毎の着荷日(発売日)は地域等によって異なりますので、予めご了承くださいませ。
2012/11/22
ISBN 9784642029100
判型・ページ数 A5・272ページ
定価 9,900円(税込)
在庫 在庫僅少
中世王家の成立と院政

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内容紹介
目次

父院が父祖として天皇を後見した院政。その基盤となった「家」の形態とは、いかなるものだったのか。院宮の家政機関の変容、王家に生まれ摂関家養女として入内した事例、准母立后、天皇生母の政務関与といった要素を検証することで、その実態を解明する。天皇の一族が中世的な「家」を形成してゆく過程を明らかにし、王家と院政との連関を論じる。

序章/中世王家の成立(後院からみた中世王家の成立〈摂関期の王家/院政期の王家〉/補論 城興寺のゆくえ〈九条堂と信長後家/以仁王の乱/門跡領城興寺〉/篤子内親王論〈堀河中宮/摂関家構成員としての篤子/証菩提院領の成立と伝領〉/准母立后制にみる中世前期の王家〈後宮の変容と准母立后制/皇統の存在形態と准母立后制〉)/院宮家政機関の基礎的考察(所始について〈殿上始・侍始・庁始/所始の場と儀礼/所始の成立〉/庁始と吉書〈庁始/「吉書」の成立/「所」と所宛〈所宛と分配/「所」の再編〉)/中世王家と院政(院政期における国母の政治的位置〈建春門院滋子と後白河院政/建礼門院徳子と平氏政権〉/中世王家の存在形態と院政〈中世王家の存在形態/「王家」構成員と院政/「王家」の分立可能性と院政運営〉)/終章 成果と課題