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山城国一揆と戦国社会 357

山城国一揆と戦国社会

いかにして一揆は起き、どのように収束したのか。幕府・守護・国人など諸階層の動きと政治・社会状況、地域の特質から、実態に迫る。

著者 川岡 勉
ジャンル 日本歴史 > 通史・概説・歴史一般
シリーズ 歴史文化ライブラリー > 中世史
出版年月日 2012/11/20
ISBN 9784642057578
判型・ページ数 4-6・240ページ
定価 本体1,700円+税
在庫 在庫あり
 
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目次

国一揆とは何か―プロローグ/国一揆の舞台(荘園の広がりと国人・百姓/水陸交通の発達と土一揆/被官関係の展開と南山城の住民/室町幕府―守護体制と山城国守護)/国一揆が起きるまで(室町幕府―守護体制の変質と南山城地域/応仁の乱の勃発と南山城地域/乱後の南山城地域)/国一揆はどのように成立したか(両畠山方の対陣/両畠山軍の撤退/国掟法の内容/寺社本所側の反応/国人と土民)/国持体制下の南山城(山城「惣国」と月行事/「惣国」による国成敗権の行使/守護権と山城「惣国」/山城「惣国」と細川政元)/解体への道(明応の政変の勃発/山城国衆の敗北/南山城における室町幕府―守護支配の再建)/山城国一揆とは何であったか?(山城国一揆をめぐる研究史/国一揆をめぐる諸論点)/山城国一揆の歴史的性格―エピローグ

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内容説明

応仁の乱より続く畠山義就と政長の抗争に対し、山城南部の国人らが中核となって両軍の撤退を求め、自治支配を実現した山城国一揆。いかにして国一揆は起き、どのように収束していったのか。幕府・守護・国人など諸階層の複雑な動きと、それを取り巻く政治・社会状況、舞台となった山城地域の特質を結びつけて立体的に考察。その実態に迫る好著。

【編集者の眼】
 姜尚中氏によると現代の日本は、人と政治をつなぐシステムが失われてしまった社会だといいます。選挙が社会変革の手段であると実感できる日本人がどれだけいるでしょうか。
 特にテレビに映し出されるアメリカの大統領選挙の光景を見ますと政治文化の違いにがく然とする方も多いでしょう。初のアフリカ系大統領であるオバマ氏が当選したさい、女子学生が喜びであふれる涙を抑えきれないといった様子は、政治とアメリカ国民の深いつながりを感じさせました。
 現在よりも人々が政治に関わるのがより難しいかったであろう戦国時代、みなみ南やま山しろ城では様々な階層の人々が集い、一揆という社会勢力を築きました。8年という限定的な期間ですが、こく国じん人たちは自治を実現したのです。著者は、室町幕府、守護、土民たちなど様々な勢力のはざま間にできた一揆を立体的に描き出し、歴史上に位置づけています。この秋あらためて政治について考えて欲しい1冊です。  (千)

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