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古代天皇家の婚姻戦略 359

古代天皇家の婚姻戦略

日本古代における大王・天皇と王族・皇親らのキサキの条件とは何か。近親婚の盛行、国際性の欠如など、婚姻からみた古代王権の実態!

著者 荒木 敏夫
ジャンル 日本歴史 > 通史・概説・歴史一般
シリーズ 歴史文化ライブラリー > 古代史
出版年月日 2012/12/20
ISBN 9784642057592
判型・ページ数 4-6・240ページ
定価 本体1,700円+税
在庫 在庫あり
 
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目次

天皇家の婚姻―プロローグ(「平民」からの皇太子妃/大衆とロイヤル・ウェディング/古代ではどうか)/大王とミコ・ヒメミコの婚姻(大王の婚姻〈キサキの身位/キサキの種類/宮人と采女/大王の近侍官(トモ)―采女/隼人のキサキ、蝦夷のキサキ〉以下細目略/近親婚と婚姻タブー/ミコ・ヒメミコの婚姻)/倭と東アジアの国際婚姻(倭王権の国際婚姻/東アジア諸王権の国際婚姻)/天皇とミコ・ヒメミコの婚姻(天皇の婚姻/律令制下の皇親の婚姻)/古代天皇家の婚姻―エピローグ

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内容説明

日本古代における大王・天皇と王族・皇親らの婚姻の特質の一つに、近親婚の盛行が挙げられる。ミコ・ヒメミコやキサキらの婚姻環境を含め、記紀をはじめとする具体例を挙げ、婚姻制度を多彩な視点で検証する。東アジア諸王権との比較など、倭王権の国際婚姻の特色にも説き及び、近代以前の日本の歴史を貫く古代王権の婚姻制度の実態を平易に描く。

【編集者の眼】
  一人の男性が異母姉妹を娶る一夫多妻婚、オバやメイを娶る異世代婚などの近親婚。それまでは行われていた国外女性との婚姻が、六世紀以降、前近代を通じていっさい絶たれてしまったという事実。
  著者は、こうした近親婚の盛行と国際婚姻の欠如といった閉鎖的な特質こそが、日本古代の大王や天皇、あるいは王族や皇親らの婚姻形態の中核にあると考えます。そして、その実態を『古事記』や『日本書紀』などの史料に探り、系図や表に示すことで明らかにしていきます。また、外交としての婚姻政策を進めたヨーロッパや東アジア王権、公武双方の政治的思惑の影響を受けた近世の徳川将軍家の婚姻戦略など、地域や時代を異にする事例と比較・検討することで、次第に浮き彫りにされる「キサキ」の条件とはどのようなものなのでしょうか。
 長い中断を経てようやく完成した本書は、婚姻から日本古代王権の特質を考える、知的冒険の書でもあるのです。(糸)

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