安政4年(1857)創業、歴史学中心の人文書出版社
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地震の社会史

安政大地震と民衆

地震の社会史

幕府の御救いや民間救済事業の実態、かわら版や鯰絵から復興を願う被災者の心性を探る。災害社会史の名著に、最新の研究成果を増補。

著者 北原 糸子
ジャンル 日本歴史 > 通史・概説・歴史一般
シリーズ 読みなおす日本史
出版年月日 2013/03/15
ISBN 9784642063920
判型・ページ数 4-6・384ページ
定価 本体2,800円+税
在庫 在庫あり
 
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目次

学術文庫版への序文/はしがき/序論 災害社会史の方法/災害と情報(災害の社会性―被害の軽量/情報における事実と真実〈地震とかわら版/安政江戸地震〉/さまざまな地震誌〈「安政見聞誌」/「安政見聞録」―知識人の混迷/そのほかの地震誌―情報の階層性〉/地震鯰絵と民衆〈地震鯰絵の研究史/地震と鯰の俗信/地震鯰絵―民衆の内なる真実〉)/災害と救済(災害と救済〈幕府の御救い/施行〉/施行論―抑圧と解放と〈施行―勧進関係/雑芸層と勧進/法事施行/お陰参りと施行〉)/むすび/巻末表/参考史料/あとがき/補論…北原糸子

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内容説明

1855年、百万都市江戸を襲った安政大地震。甚大な被害状況に人々はどう対応したか。幕府の御救いや民間救済事業の実態、かわら版や鯰絵から復興を願う被災者の心性を探る。災害社会史の名著に、最新の研究成果を増補。

【編集者の眼】
 未曾有の被害をもたらした東日本大震災から2年が経ちました。しかし被災地の回復はまだ進んでおりません。事態の深刻さは気が遠くなるほどです。 津波に対してこの地域は、過去の教訓に学んでさまざまな対策をとってきました。頑丈な堤防や頻繁な避難訓練、「津波てんでんこ」の標語など。今後は今回の被害を教訓に対策が進められるはずです。 このように災害から身を守り復興を進めるためには、過去=歴史の事例を知る必要があります。本書は1855年に当時の百万都市江戸を襲った大地震の被害とその後の復興を解明したものです。建物の倒壊で多くの死傷者が出ましたし、火災も発生しました。しかし驚くべきは為政者と民衆が一致してその後の復興にあたったことです。ことに民衆のたくましさと明るさには感動します。われわれが最も見習うべきはその点だろうと思います。
 ご好評をいただいている〈読みなおす日本史〉は今後も時宜にあった名著を刊行いたします。(純)

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