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情報覇権と帝国日本Ⅰ

海底ケーブルと通信社の誕生

情報覇権と帝国日本Ⅰ

国家間の力関係を左右する国際ニュース配信と、通信社発足に格闘した帝国日本の挑戦を、技術革新とメディア組織両面から描く。

著者 有山 輝雄
ジャンル 日本歴史 > 通史・概説・歴史一般
日本歴史 > 近現代史
出版年月日 2013/05/27
ISBN 9784642038232
判型・ページ数 4-6・512ページ
定価 本体4,700円+税
在庫 在庫あり
 
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目次

はじめに
第一部 海底電線と通信社の到来
 一九世紀情報覇権と日本
 大北電信会社海底電線の上陸
 ロイターの進出
 一八八二年海底電線約定改訂―長崎・釜山海底線と独占権付与
第二部 国際ニュース通信への願望
 通信社活動の胎動
 日清戦争を契機とする国際ニュースの活発化
 大北電信線依存脱却政策の台頭と高い壁
第三部 帝国日本の生成と西欧情報覇権
 日露戦後の対外ニュース発信の形成と難航
 国際通信社の発足と第一次世界大戦期の国際情報変動
 対中国宣伝活動と統合的宣伝政策の必要性

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内容説明

西欧列強は植民地拡大とともに情報網の覇権を競い、その拡張の矛先は極東にも向かった。開国した日本も否応なくその勢力圏に組み込まれ、海底電線の上陸に直面する。日清・日露戦争~第一次世界大戦を背景に、国家間の力関係を左右する国際ニュースの配信と、通信社発足のために格闘した帝国日本の挑戦を、技術革新とメディア組織の両面から描く。

【編集者の眼】
 今日、日常生活のあらゆる場面で情報通信の恩恵に浴している我々には、その存在はあって当然と見える。しかし、その成り立ちの歴史は、西欧列強が植民地政策とともに拡張した情報覇権を発端として、国家間の長い熾烈な争奪戦の繰り返しであった。
 その鳥瞰図ともいえる本書は、「帝国の道具」海底ケーブルと通信社の登場から第Ⅰ巻の筆をおこしている。西欧が生産し、西欧が流通させるというニュースの構造と、国民国家の形成と一体であった対外情報発信への、日本の直面と挑戦を描く。
 第Ⅱ巻では、国際メディアの表舞台に新興帝国アメリカが登場、そこに日本と中国が加わって、通信自主権をめぐる力関係は複雑化する。日本は東アジアでの利権を獲得すべく苦闘するが、それは軍事的敗北とともに挫折の途をたどることになった。
 情報の国際的不均衡という問題は、「情報の自由と市場原理」という欧米の旗のもとに現在も変わることがない。その根幹を浮き彫りにする。(高)

〈発売中〉
情報覇権と帝国日本Ⅱ通信技術の拡大と宣伝戦―

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