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三都と地方都市 1

三都と地方都市

江戸の新吉原、京都の島原、大坂の新町、長崎の丸山、金沢の茶屋町、品川などの旅籠屋…。性売買をめぐる〝遊廓社会〟の実態に迫る。

著者 佐賀 朝
吉田 伸之 
ジャンル 日本歴史 > 近世史
日本歴史 > 女性史・ジェンダー・家族史
シリーズ 日本史 > シリーズ 遊廓社会
出版年月日 2013/07/22
ISBN 9784642034579
判型・ページ数 A5・364ページ
定価 本体10,000円+税
在庫 在庫僅少
 
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目次

序文…吉田伸之/江戸(吉原の女芸者の誕生…浅野秀剛/遊女を買う―遊女屋・寺社名目金・豪農…横山百合子/江戸の子供屋…神田由築)/京・大坂と長崎(島原―近世京都の遊廓社会…杉森哲也/「孝子」褒賞にみる遊女と茶立女…塚田 孝/近世大坂天満宮の茶屋仲間…屋久健二/長崎と丸山遊女―直轄貿易都市の遊廓社会…松井洋子)/金沢と宿駅・河岸(十九世紀金沢の遊所と出合宿…人見佐知子/利根川下流域の河岸遊廓と地域社会…米谷 博/郡山宿の旅籠屋…武林弘恵/品川歩行新宿と食売旅籠屋…吉田伸之)

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内容説明

近世の遊廓・遊所をとりまく社会=空間構造を、三都(江戸・京都・大坂)や長崎、金沢や宿場町などを素材に描く。各遊廓の成立過程、遊女の人身拘束とその資金調達、男色の商品化、芸者と遊女の分離、茶屋仲間の構造、遊女と褒賞、藩の遊所政策、異国人との関わりなど、多様な論点を追究。遊廓社会の構造に注目して、性売買の歴史を精緻に解明する。

【編集者の眼】
 遊廓といわれて思い浮かぶイメージは華麗さと悲惨さだ。どういうわけか、吉原仲之町(なかのちよう)の赤い格子の華やかさ、花魁(おいらん)のあでやかさが、絢爛豪華さをもって目に浮かぶ。あるいは、苦(く)界(がい)ということばから推し量れるような、借金にしばられた女郎(じよろう)の悲痛さ。
 しかし、それはやはりかたよったイメージでしかなく、ある意味、「籠(かご)釣瓶(つるべ)」の田舎者の佐野次郎左衛門がみた遊廓の幻想そのものなのかもしれない。
 江戸時代の身売りの実際はじつにさまざまだ。1巻では、吉原だけではなく、品川や郡山の宿、大坂の茶屋、寺院における男色、長崎出島の唐人(とうじん)口(ぐち)、褒賞された下層遊女など、買売春の諸側面を描き出す。「遊廓を成り立たせていたもの」=「社会」にひろく目を向けている点が、このシリーズの特長である。2巻では、近世から近代までをとりあげる。(圭)

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