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情報覇権と帝国日本Ⅱ

通信技術の拡大と宣伝戦

情報覇権と帝国日本Ⅱ

東アジアの利権獲得をめぐる帝国日本の挑戦と軍事的敗北による挫折を描き、情報の国際的不均衡という問題の根幹を浮き彫りにする。

著者 有山 輝雄
ジャンル 日本歴史 > 通史・概説・歴史一般
日本歴史 > 近現代史
出版年月日 2013/07/29
ISBN 9784642038249
判型・ページ数 4-6・656ページ
定価 本体4,700円+税
在庫 在庫あり
 
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目次

第四部 国際情報秩序の地殻変動
 西欧情報覇権の動揺と日本の挑戦
 無線通信の登場と情報覇権争奪
 新聞聯合社の成立と活動
 転機としての一九三〇年と対中国通信交渉
 情報戦としての満州事変
 国際ニュースの地殻変動と新聞聯合社
第五部 日本の東アジア情報覇権とその崩壊
 国策通信社設立計画
 同盟通信社の設立
 同盟通信社の拡大と情報覇権
 新たな通信手段電波の利用と情報覇権
 電気通信政策の拡大
 「世界的思想戦」とその終末

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内容説明

第一次世界大戦後、国際メディアの主役はヨーロッパ列強から新興帝国アメリカへと移り、無線通信の発達によって、通信自主権をめぐる熾烈な争奪戦は複雑化した。東アジアにおける利権獲得に向けた帝国日本の挑戦と軍事的敗北による挫折までを描き出し、現在も国際政治の争点となり続けている、情報の国際的不均衡という問題の根幹を浮き彫りにする。

 

【編集者の眼】
 今日、日常生活のあらゆる場面で情報通信の恩恵に浴している我々には、その存在はあって当然と見える。しかし、その成り立ちの歴史は、西欧列強が植民地政策とともに拡張した情報覇権を発端として、国家間の長い熾烈な争奪戦の繰り返しであった。
 その鳥瞰図ともいえる本書は、「帝国の道具」海底ケーブルと通信社の登場から第Ⅰ巻の筆をおこしている。西欧が生産し、西欧が流通させるというニュースの構造と、国民国家の形成と一体であった対外情報発信への、日本の直面と挑戦を描く。
 第Ⅱ巻では、国際メディアの表舞台に新興帝国アメリカが登場、そこに日本と中国が加わって、通信自主権をめぐる力関係は複雑化する。日本は東アジアでの利権を獲得すべく苦闘するが、それは軍事的敗北とともに挫折の途をたどることになった。
 情報の国際的不均衡という問題は、「情報の自由と市場原理」という欧米の旗のもとに現在も変わることがない。その根幹を浮き彫りにする。(高)

 

 〈発売中〉
情報覇権と帝国日本Ⅰ―海底ケーブルと通信社の誕生 4700円(税別)

 

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