安政4年(1857)創業、歴史学中心の人文書出版社
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朝鮮人のみた中世日本 367

朝鮮人のみた中世日本

衣服・髪型、食事と酒、稲作の方法まで、彼らが観察した日本の姿を日本の史料で検証。当時の社会・文化を異なる視点で見つめ直す。

著者 関 周一
ジャンル 日本歴史 > 通史・概説・歴史一般
外国歴史 > 東洋史
シリーズ 歴史文化ライブラリー > 中世史
歴史文化ライブラリー > 世界史
出版年月日 2013/08/20
ISBN 9784642057677
判型・ページ数 4-6・240ページ
定価 本体1,700円+税
在庫 在庫あり
 
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目次

中世日本を旅した朝鮮人―プロローグ/日朝関係と日本情報(中世の対外関係―概観/朝鮮王朝の日本情報/応永の外寇)/『老松堂日本行録』往路を読む(朝鮮を出発/対馬と壱岐/博多での滞在/瀬戸内海の光景)/宋希璟のみた京都(京都に入る/室町幕府との交渉/京都の遊覧)/『老松堂日本行録』帰路を読む(瀬戸内海を進む/博多から壱岐へ/朝鮮へ帰る)/『海東諸国紀』と復命書にみる中世日本(『海東諸国紀』の成立/天皇・国王・鎌倉殿/『海東諸国紀』にみる日本の風俗/朴瑞生のみた日本)/朝鮮使節のみた対馬(『海東諸国紀』にみる対馬/金自貞らのみた対馬)/朝鮮人漂流人のみた日本・琉球(漂流人のみた日本/朝鮮人漂流人のみた琉球)/李芸と日韓交流―エピローグ

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内容説明

室町時代、使節や漂流者として朝鮮の人びとが数多く日本を訪れていた。滞在のあいだに彼らはどのような光景を見て、何を感じたのか。当時の日本人の衣服や髪形から倭寇の実情、飢饉の様相、男色の習慣、食事と酒、稲作の方法まで、朝鮮人によって残された観察の記録を、日本の史料で検証しつつ紹介。中世日本の社会・文化を異なる視点から見つめ直す。

 

【編集者の眼】
 外国人が日本を観察した記録といえば、ポルトガルの宣教師フロイスの『日本史』が有名。当時の社会状況を客観的に切り取り、歯に衣きせず批評しているのが面白い。
 本書は、15世紀の朝鮮王世宗の使節・宗希璟が、見聞きした9ヶ月余りの体験を描いている。
 まず日本の僧侶の多さに驚き、朝鮮との衣服や法の違いを指摘している。特に税が、幕府の倉庫ではなく、守護に納められることに注目していることが興味深かった。また外交使節の接待を、将軍自身ではなく、通訳がおこなっていることを述べ、将軍権力が弱体であると言っている。
 この希璟の記述が史実そのものであるとは言えないだろう。ただ、彼の母国朝鮮の常識とかけはなれたものだったのは間違いない。 世界地図ではお隣でも、考え方が違うのは改めて感じた。それでも関係を考え直すきっかけになるだろうと思う。(千)

 

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