安政4年(1857)創業、歴史学中心の人文書出版社
ホーム > 大化改新と蘇我氏

大化改新と蘇我氏 1

大化改新と蘇我氏

蘇我氏はなぜ滅ぼされたのか。勝者による『日本書紀』は稀代の逆臣をいかに創出したのか。敗者から見えてくる「大化改新」像に迫る。

著者 遠山 美都男
ジャンル 日本歴史 > 通史・概説・歴史一般
シリーズ 敗者の日本史
出版年月日 2013/10/21
ISBN 9784642064477
判型・ページ数 4-6・280ページ
定価 本体2,600円+税
在庫 在庫あり
 
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Check

目次

「敗者」蘇我氏の語られかた プロローグ/Ⅰ 「敗者=逆賊」蘇我氏の誕生(捏造された蘇我氏の大罪〈入鹿が討たれた理由/台詞は書き換えられていた/「祖廟」と「八?の?」/「大陵」と「小陵」/「紫冠」の譲渡/山背大兄王一族を滅ぼす/「上の宮門」「谷の宮門」と「王子」〉/『日本書紀』と王朝交替/天智天皇像の転回)/Ⅱ 蘇我氏四代の軌跡(蘇我氏の成り立ち/初代・稲目の軌跡/二代・馬子の軌跡/三代・蝦夷の軌跡/四代・入鹿の軌跡)/Ⅲ 「大化改新」の実像(狭義の「改新之詔」をよむ/広義の「改新之詔」をよむ/「五十戸」支配の創出/「官僚」の創出)/蘇我氏「大化改新」の可能性 エピローグ

このページのトップへ

内容説明

大臣(おおまえつきみ)として実権を握りながら「乙巳(いつし)の変」で滅亡した蘇我氏本家。勝者の歴史書『日本書紀』は「稀代の逆臣」をいかに創出したのか。稲目(いなめ)・馬子(うまこ)・蝦夷(えみし)・入鹿(いるか)ら四代の軌跡を辿り、敗者から見えてくる「大化改新」像に迫る。

【編集者の眼】
歴史の中の「敗者」に着目して「勝者」の歴史に一石を投じ、もう一つの豊かな歴史像を浮かび上がらせる『敗者の日本史』シリーズ。本書はその第1巻目にあたり、蘇我氏にスポットライトをあてます。
私たちがよく知る蘇我氏は、王権簒奪をたくらんだとして、中大兄皇子・中臣鎌足らが中心となり起こしたクーデターにより滅んだ、古代史の代表的敗者としての姿です。しかし、通説とされるこの歴史像は蘇我氏が滅んだのちに書かれた、いわば「勝者」によって改ざんされた歴史書である『日本書紀』によっています。
それでは、蘇我氏が語ることができなかった歴史とはなんであったのか。事件の真相とはなんであったのか。「敗者」である蘇我氏の視点で古代史上最大の変革・大化改新を見つめ直し、消されてしまった「敗者」の言葉を紡ぎだします。
『敗者の日本史』シリーズの趣旨を体現した1冊。私たちの知らない大化改新をぜひご覧ください。(熊)

このページのトップへ

関連書籍

蘇我氏と飛鳥

蘇我氏と飛鳥

従来の蘇我氏像を書きかえ王権の聖地に迫る

著者:遠山 美都男
 
天智天皇

天智天皇 287

中大兄皇子の名で知られる古代天皇の実像!

著者:森 公章
 
 
聖徳太子と斑鳩三寺

聖徳太子と斑鳩三寺

解き明かされる「聖なる存在」の実像

著者:千田 稔
 
藤原鎌足と阿武山古墳

藤原鎌足と阿武山古墳

貴重なX線写真から浮かぶ被葬者とその時代

 
 
古代国家と大化改新

古代国家と大化改新

日本古代史研究の成果を問う力作

著者:大山 誠一
 
古代を考える 蘇我氏と古代国家

古代を考える 蘇我氏と古代国家

逆臣とされた蘇我氏を視点に、実像に迫る!

著者:黛 弘道
 
 
蘇我蝦夷・入鹿

蘇我蝦夷・入鹿

悪逆非道の元兇とされてきた人間像に迫る!

著者:門脇 禎二
 
物部・蘇我氏と古代王権

物部・蘇我氏と古代王権

古代豪族の実像を王権の誕生とともに描く

著者:黛 弘道
 
 
大化改新の研究 上

大化改新の研究 上 2

新しい古代史学を構築。「関史学」を集大成

著者:関 晃
 
大化改新の研究 下

大化改新の研究 下 3

新しい古代史学を構築。「関史学」を集大成

著者:関 晃
 
 
藤原鎌足、時空をかける

藤原鎌足、時空をかける 314

無限に増幅する鎌足の歴史的イメージに迫る

著者:黒田 智
 
飛鳥と古代国家

飛鳥と古代国家 2

激動する国際情勢の中で形成された古代日本

著者:篠川 賢
 
 
倭国から日本へ

倭国から日本へ 3

激動の時代に律令国家はどう形成されたか

著者:森 公章
 
大和の豪族と渡来人

大和の豪族と渡来人 144

古代豪族たちの権力闘争の実態

著者:加藤 謙吉
 
 
飛鳥の朝廷と王統譜

飛鳥の朝廷と王統譜 122

系譜が語る古代政権抗争の真実

著者:篠川 賢
 
 

このページのトップへ