近世起請文の研究

体系的に論じられなかった近世以降の起請文を、徳川将軍の代替り誓詞や熊野の牛玉宝印などから検討。近世社会と起請文の関係を解明。

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著者 大河内 千恵
ジャンル 日本史  > 近世史
出版年月日
出版年月日とは
製本所から販売会社(取次店)様への、初回搬入年月日を表示しております。書店様毎の着荷日(発売日)は地域等によって異なりますので、予めご了承くださいませ。
2014/02/18
ISBN 9784642034623
判型・ページ数 A5・334ページ
定価 14,300円(税込)
在庫 在庫僅少
近世起請文の研究

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内容紹介
目次

平安時代後期に成立し、誓約の文言と罰文から成る起請文。中世以前に比べて、これまで体系的に論じられることがなかった近世以降の起請文とはいかなるものだったのか。徳川将軍の代替り誓詞や伊達・細川・内藤家などの大名家中起請文、幕府起請文料紙として使用された熊野の牛玉宝印などを検討し、近世社会における起請文の実態を解き明かす。

序章 本書の問題関心について/Ⅰ 江戸幕府起請文の資料論(将軍代替り誓詞の再検討〈先行研究の成果と検討課題/江戸幕府代替り誓詞の具体相/検討課題についての見解/代替り誓詞をめぐる問題〉/近世の起請文にみえる血判と端作り〈血判の位置/代替り誓詞書式と人々の意識〉/連署・書き継ぎ起請文の再検討〈書き継ぎ起請文とその実例─嗜誓詞の検討を中心に/運ばれる起請文/連署と書き継ぎ─一紙の起請文/連署の重み〉/江戸幕府の起請文制度〈家康から家光治世までの幕府起請文/家綱・綱吉治世の幕府起請文〉)/Ⅱ 大名家の起請文(諸大名家の起請文/日向延岡内藤家の起請文/鳥羽稲垣家の起請文)/Ⅲ 江戸幕府起請文と牛玉宝印(紀州熊野三山配布の牛玉宝印/紀州熊野三山非配下寺社配布の牛玉宝印/碓氷峠牛玉宝印の基礎的検討)/終章 結論にかえて