安政4年(1857)創業、歴史学中心の人文書出版社
ホーム > 神や仏に出会う時

神や仏に出会う時 376

中世びとの信仰と絆

神や仏に出会う時

中世びとにとって「信仰」とは何か。古文書・文学作品などを駆使し問題の核心に迫る。独自な切り口から新たな中世社会像を構築する。

著者 大喜 直彦
ジャンル 日本歴史 > 通史・概説・歴史一般
シリーズ 歴史文化ライブラリー > 民俗学・人類学
出版年月日 2014/04/21
ISBN 9784642057769
判型・ページ数 4-6・222ページ
定価 本体1,700円+税
在庫 在庫あり
 
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Check

目次

神仏と出会うために―プロローグ/自然と神仏と中世びと(神仏観と動植物/神仏と災害)/仏の時間と社会(異界の時間/仏体の社会史―神仏も変わる)/祖師に接する(祖師の顔/祖師の木像と遺骨/腐らない遺体―聖なる身体、奇瑞の源流)/人と人との絆(僧の献身/人びとの献身)/神仏との出会い方―エピローグ

このページのトップへ

内容説明

中世びとは自然現象・動植物などに神仏を見出し、「信仰」の世界に共生していた。この「信仰」とは何か。古文書・文学作品・絵巻ほかを駆使して、災害・環境・動植物との関係、神仏の感じ方、祖師たちへの思い、僧侶と門徒の絆などから、人びとを取り巻く「信仰」世界の実態に迫る。ユニークな切り口から新たな中世の信仰社会史像をいま描き出す。

 

【編集者の眼】
幼い時、友達とみんなで近くの空き地で野球をしていた。たしか秋のころだったと思う。夕暮れが近づき誰からともなく「そろそろ帰ろう」と言い出した。家に向かって自転車を走らせているうちに夕陽はあっという間に西の空へと沈み、一瞬、藍色の空が広がりあたりが漆黒の闇に包まれた。その時、何かの気配を感じ少し怖くなり、一刻も早くこの場を通り過ぎないといけないとペダルを強く踏んだ。
中世において夜の闇は、外灯が道を照らし、ネオンや家々の灯りが明るくともる現代以上に深かったと思う。中世びとたちは、身近な自然現象・動植物などに神仏を見出し、「信仰」の世界に共生していた。この「信仰」の根源とは、いったい何だったのか。
本書は、古文書・文学作品・絵巻等を駆使して、災害・環境・動植物との関係、神仏の感じ方、祖師たちへの思い、僧侶と門徒の絆等々、ユニークな切り口から新たな中世の信仰社会史像を描き出す力作。ぜひ一度、手にとってみてほしい。(神酒)

 

このページのトップへ