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二・二六事件と青年将校 19

二・二六事件と青年将校

蹶起した青年将校たちの“昭和維新”はなぜ失敗し、彼らは敗者とされたのか。計画から実行・鎮圧、後世の影響までを克明に再現。

著者 筒井 清忠
ジャンル 日本歴史 > 通史・概説・歴史一般
シリーズ 敗者の日本史
出版年月日 2014/07/22
ISBN 9784642064651
判型・ページ数 4-6・276ページ
定価 本体2,600円+税
在庫 在庫あり
 
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目次

クーデターの「真実」 プロローグ/Ⅰ 昭和維新運動(北一輝と猶存社〈老壮会の設立/満川亀太郎/大川周明/老壮会の特徴/猶存社の創立/北一輝の生い立ち/『国体論及び純正社会主義』/運動家としての北/『日本改造法案大綱』/猶存社の活動/東京帝大「日の会」/朝日平吾事件〉以下細目略)/青年将校運動の開始/桜会結成から五・一五事件まで)/Ⅱ 昭和陸軍の形成(「下剋上」の時代/皇道派と統制派の対立)/Ⅲ クーデター計画の実像(青年将校の人物像/直接的動因とクーデター謀議の開始/クーデター計画の構築/クーデター計画と天皇観)/Ⅳ 二・二六事件の勃発と展開(襲撃と占拠/暫定内閣をめぐる攻防/石原莞爾の動き/二十七日の情勢/流血か大詔か―香椎戒厳司令官の上奏案/自決か抗戦か)/Ⅴ 二・二六事件の終焉(鎮圧/軍法会議)/二・二六事件をめぐる論点 エピローグ

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内容説明

雪が舞う帝都を震撼させた二・二六事件。蹶起した青年将校たちの“昭和維新”はなぜ失敗し、彼らは敗者とされたのか。計画から実行・鎮圧、後世の影響までを克明に再現。近代日本史上最大のクーデター事件の真実に迫る。

 

【編集者の眼】
「人間は人間らしく生きることである」
井上準之助前蔵相暗殺というテロ事件の実行犯・小沼正の上告書の言葉で、こうした意識は、この後の、二・二六事件の青年将校にも共通するという。
二・二六事件は言わずと知れた、日本近代史上唯一最大の軍事クーデターである。では、事件を首謀した青年将校とはいったい、いくつくらいなのか? 事件後に処刑された、またはその前に自決をした青年将校たちの享年の平均は約二八。平均年齢三〇歳にも満たない、まだまだこれからの若者たちである。その若者たちが、それぞれに何かを賭けて、この二・二六を引き起こし、そして散っていった。
クーデターと聞くと、権力奪取や派閥抗争など、何かおどろおどろしい陰謀のような印象を受けがちだが、二・二六事件はその時代を生きた若者たちの「人間らしく」という願いが垣間見えるようである。
青年将校たちはなぜ蹶起し、何を賭けたのか? 彼らの声に耳を傾ける必要があのではないか。(熊)

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