老舗の伝統と〈近代〉

家業経営のエスノグラフィー

「伝統」と切り離せない老舗の経営。佐原・近江八幡・柳川での現地調査を素材に、経営実践を追究。老舗の伝統をめぐる現在に迫る。

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著者 塚原 伸治
ジャンル 日本史  > 近現代史
出版年月日
出版年月日とは
製本所から販売会社(取次店)様への、初回搬入年月日を表示しております。書店様毎の着荷日(発売日)は地域等によって異なりますので、予めご了承くださいませ。
2014/09/29
ISBN 9784642081979
判型・ページ数 A5・296ページ
定価 11,000円(税込)
在庫 在庫あり
老舗の伝統と〈近代〉

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内容紹介
目次

長い歴史と経験によって培われた確かな経営から、老舗への注目が高まっている。しかし、「伝統」という価値を負うことは、同時にその束縛も引き受けることを意味する。「伝統」とともに生きるとは、どのようなことなのか。佐原・近江八幡・柳川での現地調査を素材に、そこに生きる人びとの視点で老舗の経営実践を追究し、老舗の伝統をめぐる現在に迫る。

老舗の伝統と揺れる商人たち―プロローグ/伝統的商慣行と富豪たちの近代(利根川下流域の経済/売り手と買い手のつながり/年齢組織の成立―ダンナ衆の動態と没落をめぐって/現金の生々しさと「ふさわしくない」取引―伝統経済の美学/町をおおう伝統と社会関係のずれ)/新たな「経営」の芽生えと葛藤(「近江商人」の輩出と近代的経営/老舗の経営と町の構成/商家の企業化/「家族/経営」という困難/残された思うままにならない可能性)/流動する家業と伝統への意志(流動化する家業/突出した商家の不在と町/経営戦略としての「伝統」/老舗になる―店の歴史を物語る/伝統の可塑性とアクセスの不確実性)/ふたたび老舗の伝統へ―エピローグ