安政4年(1857)創業、歴史学中心の人文書出版社
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江戸の開府と土木技術

江戸の開府と土木技術

徳川家康が入国したころの江戸は、どのような姿をしていたのか。いまだ不明な点が多いその様相を、地形環境や遺構群を素材に描く。

著者 江戸遺跡研究会
ジャンル 日本歴史 > 近世史
考古学
出版年月日 2014/11/28
ISBN 9784642034661
判型・ページ数 A5・282ページ
定価 本体6,500円+税
在庫 在庫僅少
 
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目次

江戸の地形環境―武蔵野台地と利根川デルタ…久保純子/「静勝軒寄題詩序」再考…岡野友彦/「江戸」成立前夜の山の手地域―中世後期の村落と水資源…渋江芳浩/徳川家康の江戸入部と葛西…谷口 榮/丸の内を中心とした近世初頭の遺跡について…金子 智/小石川本郷周辺の自然地形と近世土木事業の実態…池田悦夫/江戸を支える土―西久保城山土取場跡…毎田佳奈子/江戸、下町の造成―東京都中央区の遺跡を中心として…仲光克顕/江戸城をめぐる土木技術―盛土と石垣構築…後藤宏樹/近世における石積み技術…北垣聰一郞/近世をきりひらいた土木技術―胴木組と枠工法護岸施設…森田克行

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内容説明

徳川家康が入国したころの江戸は、どのような姿をしていたのか。いまだ不明な点が多い当時の江戸の様相を、武蔵野台地の地形環境や、山の手・丸の内・小石川本郷・葛西などの遺構群を素材に、考古学の視点から浮き彫りにする。また、江戸城の盛土や石垣構築などの土木技術の側面から、江戸が都市としていかに成立し開発されてきたのかを考える。

 

【編集者の眼】
 天正十八年(一五九〇)、滅亡した小田原北条氏に代わり、徳川家康が江戸に入国、江戸城とその城下の整備に取りかかった。その後、人口一〇〇万人超ともいわれた大都市に変貌する江戸の地は、当時どのような姿をしていたのだろうか。
 本書は、江戸遺跡研究会が年一回開催している大会のなかから、第21回大会「近世江戸のはじまり」と第22回大会「江戸をつくった土木技術」の発表要旨にその後の成果を加えてまとめたものである。
 おさめられた一一の論考では、東京低地(いわゆる下町)と山の手の台地、丸の内周辺の発掘遺跡など、自然地理学や考古学のさまざまなテーマから近世初期の江戸の様相を考察。また、石垣構築や埋め立てに駆使された土木技術の面からも、江戸の街が都市としていかに開発されてきたのかを検証している。
 東京は坂の多い街である。台地と低地を意識しつつ散策してみるなど、まずは地形環境から近世都市江戸の姿を想像してみるのも良いかもしれない。(未)

 

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