安政4年(1857)創業、歴史学中心の人文書出版社
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藤原鎌足と阿武山古墳

藤原鎌足と阿武山古墳

「大化の改新」の重要人物ここに眠る!? 貴重なX線写真から浮かびあがる被葬者とその時代を探り、阿武山古墳の真の被葬者に迫る。

著者 高槻市教育委員会
ジャンル 日本歴史 > 通史・概説・歴史一般
考古学 > 考古一般
出版年月日 2015/02/19
ISBN 9784642082693
判型・ページ数 4-6・266ページ
定価 本体2,800円+税
在庫 在庫あり
 
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目次

はしがき…高槻市立今城塚古代歴史館館長 森田克行/基調報告(実録・阿武山古墳…今西康宏)/基調講演(阿武山古墳の発見…牟田口章人/染織史から見た阿武山古墳出土の金糸と織冠…河上繁樹/阿武山古墳は鎌足墓…猪熊兼勝/阿武山古墳の石槨の構造と年代…白石太一郎/鎌足墓と摂津三島の阿威山―乾漆棺、乾漆像の世界と漆部氏…森田克行/大化改新と難波宮…中尾芳治/中臣鎌足と中大兄皇子…和田 萃/阿武山古墳と中臣氏・藤原氏…水野正好)/徹底討論(中臣(藤原)鎌足と阿武山古墳…進行 水野正好・パネリスト 牟田口章人、河上繁樹、猪熊兼勝、白石太一郎、中尾芳治、和田 萃、森田克行)/特別寄稿(終末期古墳とその被葬者…塚口義信/被葬者頭部の染織片について…牟田口章人)/あとがき…高槻市教育委員会

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内容説明

古来「三島」と呼ばれた淀川北岸、大阪府高槻市に位置する阿武(あぶ)山(やま)古墳。昭和9年に発見されたが、十分な調査が行われず埋め戻された。今回、古墳発見当時に撮影されたX線写真の新たな解析と最新研究により藤原鎌足(かまたり)墓説が強まっている。終末期古墳・遺骸とさまざまな副葬品・乾漆(かんしつ)棺(かん)など、多様な切り口から検討し、阿武山古墳の被葬者に迫る。

 

【編集者の眼】
 阿武山(あぶやま)古墳をご存じであろうか? なんと、ここがかの有名な藤原鎌足の墓であるかもしれないのだ。
 大阪府高槻市・茨木市に所在するこの古墳は、昭和九年の建設工事中に偶然発掘された。棺内にはミイラ化した完全な遺骸があり、残された金糸や玉枕から、発見当初より相当な「貴人の墓」として報道され注目を集めていた。しかし、戦時下の時代背景から「貴人の墓」を暴くことに対して圧力が強まり、十分な調査や保存措置が取られないまま埋め戻されてしまい、現在に至っている。
 本書は、古墳発見当時の調査写真や遺物、史料などをもとに阿武山古墳の被葬者は誰なのか、多様な視点から検討をしている。だがそれ以上に、日一日と劣化が進行しているであろう棺の再調査と保存が急務であることを読者に知らせてくれる。
 日本史上で非常に貴重で重要な古墳、謎解きの手掛りが目の前にありながら、調査ができずに刻一刻とそれらが消えていくもどかしさを感じる。(熊)

 

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