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明治・大正の広告メディア

〈正月用引札〉が語るもの

明治・大正の広告メディア

年末年始に配布された極彩色の印刷物、正月用引札。図像の変遷と歴史的・社会的文脈との関係を、600点近い引札を精選し考察。

著者 熊倉 一紗
ジャンル 日本歴史 > 近現代史
出版年月日 2015/02/25
ISBN 9784642082723
判型・ページ数 A5・392ページ
定価 本体2,400円+税
在庫 在庫あり
 
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目次

プロローグ 正月用引札という名のメディア/Ⅰ 正月用引札の歴史(正月用引札の発注・生産・流通・消費〈発注から消費までの流れ//発注状況/生産状況/流通状況/消費状況/古島印刷所と中井印刷所〉/正月用引札の図像変遷〈恵比須・大黒を中心とした福神/当世の風俗/吉祥の動植物/店頭や港の景観/歴史上の人物/文様と静物/物語上の人物〉以下細目略)/Ⅱ 正月用引札の図像と機能(歴史上の人物を描いた正月用引札/日清・日露戦争を描いた正月用引札/女性を描いた正月用引札/正月用引札の広告機能)/エピローグ 正月用引札の栄枯盛衰

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内容説明

明治末期から大正にかけて、年末・年始に商店主が得意先に配った極彩色の印刷物、正月用引札。その広告・情報伝達・祝賀の3つの機能の相互関係に着目し、図像の変遷と歴史的・社会的文脈との連関性を、精選した600点近い引札をもとに考察。ポスターやカレンダーなど現代の宣伝物に連なるメディアの諸相を描き、儚くも消えていった歴史を辿る。

【編集者の眼】
ところで読者の皆さんは、「引(ひき)札(ふだ)」というものをご存じでしょうか? 本書にはカラー写真も含め、実に一八〇点を超える正月用引札が掲載されています。皆さんには、まずは目でもってその魅力に触れていただきたいと思います。
今では目にする機会も少なくなった引札ですが、明治から大正にかけては、商品の宣伝・広告を目的に大量に作られていました。中でも本書で取り上げている正月用引札は、年末年始にかけて商店主が得意先に配った極彩色の印刷物で、現代のポスターやカレンダーのルーツとも言えるものです。
著者は、正月用引札が果たしてきた役割や機能を明らかにするとともに、絵柄の変遷を通して時代や社会との関わりにまで踏み込んでいきます。
副神、吉祥の動植物、歴史や物語の人物、女性像など、正月に相応しい図像が何を語りかけているのか――儚くも消えていったメディアの声に耳を傾けて下さい。(糸)

 

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