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東アジアの中世城郭

女真の山城と平城

東アジアの中世城郭

金や清を建国した女真族の城郭を、日本・朝鮮の城郭と比較検討。山城が発展した共通性や機能の相違点を探り、辺境のイメージを覆す。

著者 臼杵 勲
ジャンル 日本歴史 > 通史・概説・歴史一般
シリーズ 城を極める
出版年月日 2015/05/22
ISBN 9784642064835
判型・ページ数 A5・180ページ
定価 本体2,200円+税
在庫 在庫あり
 
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目次

プロローグ 日本海対岸の中世城郭/Ⅰ 女真族とはどのような人々か(金建国までの環日本海地域/金の建国から滅亡まで/コラム1 ロシア沿海地方の城郭遺跡測量調査方法)/Ⅱ 金・東夏以前の城郭(初期鉄器時代―城郭の発生/靺鞨・渤海の城郭/金代直前の城郭/コラム2 日本で見る日本海対岸の城郭)/Ⅲ 金・東夏代の女真城郭(女真城郭の概要・特徴/府州地域の城郭/蒲与路の城郭/故里改路の城郭/曷懶路の城郭/恤品路の城郭/コラム3 女真城郭の見学)/Ⅳ 女真城郭と周辺地域の城郭(周辺地域の城郭/女真城郭の性格/女真城郭と東アジアの城郭)/エピローグ その後の女真城郭と日本列島

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内容説明

日本海をはさんだ大陸には、金や清を建国した女真(じょしん)族の城郭が多数存在した。日本・朝鮮の城郭と比較検討し、山城が発展した共通性や機能の相違点を探る。女真城郭の実例から、日本城郭を東アジアの中に位置づける。

【編集者の眼】
一二世紀に完顔阿骨打のもとで統一され、中国大陸の北半を支配するにいたった女真族。大半がモンゴルとの戦争に対応して造られたその城郭は、地勢に応じて平城と山城が築城され、日本列島の城郭とは異なる独自性を持つ。本書は、野蛮で好戦的な辺境の民族のイメージを覆す豊富な物質文化の魅力を伝える貴重な一書である。
総論では、金をとりまく外交情勢、建国に至る歴史的経過、中央集権と連合体制が共存する社会状況とともに、活発な築城活動の背景とその原動力を読み解く。さらに、女真城郭の出現、渤海の統治、築城活動が最も活発化した金・東夏時代とその滅亡後まで、時代を追って実例をあげながら、ロシア極東と中国東北地方の城郭を実測図とともに紹介し、各城の構造や形状、出土遺物を解説する。
コラムもロシア沿海での測量調査の実際についてや、Google Earth衛星画像の利便性、現地城郭の見学方法など多彩である。(高)


 

城を極める 全5冊

 【企画編集委員】千田嘉博

 栄枯盛衰の歴史を秘め、列島各地に残る中近世の城郭群。深い堀や苔むした石垣は、われわれに何を語りかけるのか。中世考古学・歴史地理学・縄張研究・東アジア城郭史など、第一線の研究者が各地の城跡を踏査。豊富な図版と史・資料を駆使した最新の研究成果で城郭の特質に迫る。城歩きに役立つコラムを収め、開かれた文化財〈城跡〉へといざなう。

 

●既刊

  中世城郭の縄張と空間―土の城が語るもの―
松岡 進著 発売中 2200円

●続刊書目

 戦国大名の城下町―都市と城郭の空間構造―
山村亜希著

 城の時代―中世城館から天下人の城へ―
千田嘉博著

 近世城郭の成立―天下人の城郭革命―
宮武正登著

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