ザビエルと東アジア

パイオニアとしての任務と軌跡

宣教師ザビエルの教皇大使の資格に着目し、東アジア全体を見据えた布教構想を発見。異教徒改宗に専念した人物という通説を見直す。

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著者 岸野 久
ジャンル 日本史  > 中世史
宗教史  > キリスト教史
出版年月日
出版年月日とは
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2015/06/04
ISBN 9784642029261
判型・ページ数 A5・320ページ
定価 11,000円(税込)
在庫 在庫僅少
ザビエルと東アジア

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内容紹介
目次

没後まもなく神格化がすすんだ宣教師ザビエルに対する研究は、主として教会関係者によって、イエズス会士としての働きが明らかにされて来た。ローマ教皇より教皇(ヌン)大使(シオ)に任命されていたことに改めて着目し、日本だけではなく中国を含む東アジア全体を見据えたザビエルの布教構想を発見。異教徒改宗に専念した人物というこれまでの通説を見直す。

序章―本書のねらい/ザビエルの資格(ザビエルのタイトル「ヌンシオ」とその訳語/教皇大使としてのフランシスコ・ザビエル/附論1 フランシスコ・ザビエルとフライレ―アジア布教の協働者として/附論2 ザビエル書翰のフライレ(またはフラーデ)の定義について)/「国王巡察使」としてのフランシスコ・ザビエル)/東アジア布教構想(フランシスコ・ザビエルの東アジア布教構想/「東アジア布教構想」の端緒とガスパル・バルゼウ/ザビエルによる第二次宣教団来日命令(一五四九年)の展開と意義―「日本布教構想」との関連/ガスパル・バルゼウの中国プロジェクト/ザビエル中国行きの理由―日本改宗のためか/ザビエルの「中国遣使・開教プロジェクト」とその顛末/附論 要塞都市マラッカにおけるザビエル)/終章 ザビエルのパイオニア性(補論 ザビエルの周辺/日本人アンジローの最期に関する新史料/『フロイス・日本史』の史料性―「大日」論争の分析を通して/ジパングとジャポンの同定者ギョーム・ポステル―フランスにおける日本研究の端緒)