石谷家文書 将軍側近のみた戦国乱世

林原美術館に眠っていた戦国時代の新出史料。長宗我部元親関連、本能寺の変、石谷家の由緒・権利関係…。写真と翻刻で全容がわかる!

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著者 浅利 尚民
内池 英樹
ジャンル 日本史  > 中世史
日本史  > 古文書学・史料学・くずし字
地域 東海  > 岐阜県
出版年月日
出版年月日とは
製本所から販売会社(取次店)様への、初回搬入年月日を表示しております。書店様毎の着荷日(発売日)は地域等によって異なりますので、予めご了承くださいませ。
2015/06/01
ISBN 9784642082631
判型・ページ数 A5・176ページ
定価 1,980円(税込)
在庫 在庫僅少
石谷家文書 将軍側近のみた戦国乱世

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内容紹介
目次

16世紀半ばの時代状況をよく伝え、室町幕府奉公衆だった石谷(いしがい)光政(みつまさ)・頼(より)辰(とき)の親子二代に関連する全3巻47通からなる貴重な文書群。その全容を解明するべく、すべての写真と翻刻を掲載し解説を付す。由緒や権利に関する書状から姻戚関係、長宗我部元親に関するもの、そして注目の本能寺の変前後の書状まで、戦国時代史の解明に一石を投じる話題の史料。

【編集者の眼】
昨年、新出史料として報道された石(いし)谷(がい)家(け)文書の史料集である。本能寺の変で織田信長を討ったとされる斎藤利三(としみつ)(明智光秀家臣)と四国の長(ちょう)宗(そ)我(か)部(べ)元(もと)親(ちか)が、変の直前にやりとりした書状も含まれている。
天下統一を目前にした信長が討たれた変は、戦国時代史においてひとつの大きなトピックであろう。なぜ光秀は叛旗を翻したのか、怨恨説、黒幕説、野望説ほか、原因については判然とせず、これまでいくつもの説がとなえられてきた。本文書集によって、四国説(長宗我部氏の領有する四国をめぐり信長が方針転換した)が優位となるか、ぜひご自身の目でお確かめいただきたい。
このほか、室町幕府の奉(ほう)公(こう)衆(しゅう)として活動した石谷家の経済基盤がわかる書状など、あわせて四七通すべてを、写真と翻刻とで掲載した。
報道から一年、知られていなかった史料集がようやく日の目をあびる。お待ちいただいた方にようやくおとどけできることに安堵している。(卯)

はしがき/林原美術館所蔵石谷家文書(林原美術館什物…浅利尚民/石谷家文書の概要…内池英樹)/史料編(一巻 史料1~17〈コラム1 近衛前久と奉公衆石谷氏…内池昭子/コラム2 石谷家文書と池田家文書から見る小牧・長久手の戦い…浅利尚民/コラム3 土佐一条氏と長宗我部氏…内池昭子〉/二巻 史料18~34〈コラム4 元親の花押…野本 亮/コラム5 面目躍如たる「しと/\」…津野倫明〉/三巻 史料35~47〈コラム6 足利義昭と石谷氏…内池英樹/コラム7 石谷民部少輔と長宗我部氏…野本 亮〉)/参考文献/関係地図/石谷家文書一覧/年表