明治国家形成と華族

華族への天皇の意思に着目し、明治国家の「貴族」を作り上げようとする政府と「皇室の藩屏」としての道を模索する華族の動向を解明。

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著者 久保 正明
ジャンル 日本史  > 近現代史
出版年月日
出版年月日とは
製本所から販売会社(取次店)様への、初回搬入年月日を表示しております。書店様毎の着荷日(発売日)は地域等によって異なりますので、予めご了承くださいませ。
2015/12/07
ISBN 9784642038508
判型・ページ数 A5・272ページ
定価 8,800円(税込)
在庫 在庫僅少
明治国家形成と華族

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内容紹介
目次

明治2年、公卿・諸侯の称を廃して生まれた華族は、近代日本の特権階層へとどのようにして変貌を遂げたのか。明治国家の「貴族」を作り上げようとする政府と華族会館の活動を通じて「皇室の藩屏」としての道を模索する華族の姿を追究する。華族に対する「天皇の意思」を軸に据え、明治政府と華族の動向を解き明かす新機軸を打ち出した注目の書。

序章 本書の課題と先行研究/華族会館創設過程における華族(通款社と麝香間祗候会議/華族会館創設活動における華族と岩倉具視/「会議」の進展と明治八年一〇月勅語)/明治六年政変後の島津久光問題における華族(島津久光の政権参入/三条実美排斥運動の展開/岩倉具視の再登場と明治八年一〇月勅語)/岩倉具視と「部長局―宗族制」の形成(華族一二部制の形成/華族六部制の形成と部長局の設置/「華族類別録」の編纂と宗族/「部長局―宗族制」の形成/明治一一年華族会館における「会議」/福澤諭吉「華族ヲ武辺ニ導ク之論」と陸軍予備士官学校の設立)以下細目略/明治一〇年代前半期の華族社会/明治一四年政変後の華族の立憲制への対応/華族令の制定と「華族」の誕生/華族令制定後の伊藤博文と華族/終章 華族のゆくえと明治国家