飛鳥史跡事典

宮殿・寺院・陵墓の史跡、約170項目を、歴史的事件や関連人物とともに解説。史跡巡りコースを紹介するなど、歴史探訪に必携。

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著者 木下 正史
ジャンル 日本史  > 辞典・事典・年表・地図
日本史  > 古代史
考古学  > 辞典・事典
地域 近畿  > 奈良県
出版年月日
出版年月日とは
製本所から販売会社(取次店)様への、初回搬入年月日を表示しております。書店様毎の着荷日(発売日)は地域等によって異なりますので、予めご了承くださいませ。
2016/01/25
ISBN 9784642082907
判型・ページ数 四六・336ページ
定価 2,970円(税込)
在庫 在庫あり
飛鳥史跡事典

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内容紹介
目次

「日本国」の誕生と古代“文明開化”の舞台、飛鳥・藤原の地。『日本書紀』『万葉集』にみえる宮殿や邸宅、寺院、庭園、陵墓が地中に眠り、それらにちなむ地名が今なお残るなど、多くの人々を魅了する。多様な史跡など約170項目を収め、歴史的事件や関連人物とともに解説。史跡巡りのコースや展示施設も紹介するなど、歴史探訪に必携のハンドブック。


【本事典の特色】

宮殿跡・寺社・古墳・地名など多様な収載項目
古代の政治の舞台となった宮殿や儀礼施設、仏教受容後まもなく整備されていった寺院、死後の世界観の現れた陵墓・古墳のほか、古代の地名や山・川などの地形も含め、約一七〇項目を選定。

地域の特色を理解できるエリア分類と巻頭概説
「飛鳥の宮殿・寺院地域」「飛鳥の陵墓・古墳地域」「藤原宮と周辺地域」「磐余(いわれ)・阿部と周辺地域」の4エリアに分類。項目を個別に取り上げるだけでなく、地域としての特徴、遺跡どうしのつながりを見渡して解説する。巻頭には、飛鳥・藤原の時代と地域の全体像を示した概説を付す。

古代の姿を思い起こさせる豊富な図版
発掘調査当時の写真、復原整備された現状の写真、復原図や模型など多くの図版により、宮都のかつての姿を視覚化する。

歴史探訪に役立つ地図や付録、充実した索引
地図では、駅からのルートや史跡間の位置関係を確認できる。付録では、指定史跡と文化財の一覧を掲載するほか、飛鳥・藤原地域探訪に役立つモデルコースや展示施設を紹介。また、巻末の索引によって知りたい情報にすぐアクセスできる。

持ち歩きに便利なハンディサイズ


【編集者の眼】
六世紀末に創建された日本初の本格的寺院、飛鳥寺。現在は安居院として存続している。本堂の「飛鳥大仏」は建立当時の姿をとどめている。堂内では観光客向けに飛鳥寺の歴史が解説される。その最後にお坊さんが言った。「この世で聖徳太子や推古天皇の顔見たことあるんは、唯一この大仏様だけや。」
明日香村・高取町・橿原市・桜井市にまたがる飛鳥・藤原地域。この地の下には、日本が自立国家として歩み始めた時期の、歴史の舞台が眠っている。密集する多数の史跡・遺跡は、誰もが教科書で習った人物たちが確かにそこに生きていた証で、その一部は現在にまでつながっているのだ。
史跡の復原整備が進んでいるものの、日光東照宮や原爆ドームのように視覚的に強い印象を受けるものとは性格が異なる。目に見えない歴史を思い描くには、少し予備知識が必要だ。飛鳥・藤原の歴史探訪を楽しむのに、この事典を役立てていただければと思う。(蛙)

〈エリア・項目 抜粋〉●飛鳥の宮殿・寺院地域(飛鳥板蓋宮跡、飛鳥寺跡、飛鳥坐神社、飛鳥水落遺跡、甘樫丘、石舞台古墳、奥飛鳥の文化的景観、小墾田宮跡、亀石、酒船石遺跡、大官大寺跡、古宮遺跡、山田寺跡)/●飛鳥の陵墓・古墳地域(鬼の雪隠・爼古墳、キトラ古墳、牽牛子塚古墳、猿石、高松塚古墳、壺阪寺、檜隈寺跡、平田梅山古墳、真弓岡、与楽カンジョ古墳)/●藤原宮と周辺地域(香山正倉、橿原神宮、軽寺跡、五条野丸山古墳、下ツ道、田中廃寺・田中宮跡、剣池、新沢千塚古墳群、藤原京跡、本薬師寺跡、大和三山)/●磐余・阿部と周辺地域(安倍寺跡、磐余、上之宮遺跡、大神神社、吉備池廃寺、艸墓古墳、桜井茶臼山古墳、談山神社、海石榴市、文殊院西古墳)