安政4年(1857)創業、歴史学中心の人文書出版社
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赤米のたどった道

もうひとつの日本のコメ

赤米のたどった道

古来「大唐米」などの赤米は庶民の生活米として重宝されたが、食味が劣るため白米に圧倒される。赤米の盛衰を歴史的に位置づける。

著者 福嶋 紀子
ジャンル 日本歴史 > 通史・概説・歴史一般
出版年月日 2016/04/14
ISBN 9784642082938
判型・ページ数 4-6・240ページ
定価 本体2,800円+税
在庫 在庫あり
 
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目次

序章 稲作と日本/稲作と日本・アジア(米の種類/二種類のジャポニカ米/アジアの水田文化圏のなかの日本列島/日本列島の米は赤かった?)/コメを取り巻く日本の歴史(水田の風景/稲を取り巻く畠と雑穀/稲作が重視されたのはなぜか?/生活のなかの雑穀と米のせめぎあい)/中世の赤米・大唐米(歴史に現れる赤米/荘園年貢となった米/年貢額の取りまとめ/代銭納と米の収納/大唐米の作付け)/稲作をめぐる勧農と収納(管理されていた稲作/収穫をもたらすための祭り/季節ごとの生産)/荘園に広がる水田風景(さまざまな荘園年貢/水田の水量について)/赤米の広がり(米の品種が引き起こした一揆/耕作地の拡大と赤米/騒動の広がり/排除される赤米)/農書の成立と赤米の盛衰(新たな外来米の大唐米/大唐米のその後の展開/白米の生産と米市場)/終章 食糧としてのコメ―食糧増産の命題

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内容説明

米は白い―。これは今では常識だが、古来日本では大陸伝来の「大(だい)唐(とう)米(まい)」や信州安(あ)曇(ずみ)野(の)の「溢(こぼれ)籾(もみ)」などの赤(あか)米(ごめ)が、生活米として重宝された。水田不適な土地でも耕作できるなど、新田開発を側面から支えた庶民の赤米は、食味が劣るため、白米の普及とともに生産が減少していく。今日のブランド米の特殊性にも触れ、赤米の盛衰を歴史的に位置づける。

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