歴史文化ライブラリー 433

幽霊 近世都市が生み出した化物 (冊子版)

幽霊はいかにして生まれ、なぜ目に見えるのか。文学、民俗学的資料から、「都市」の生活文化が幽霊の〝怖さ〟を生んだことを考える。

ご注文

1,980円(税込)

ネット書店で購入
紀伊國屋書店ウェブストア
楽天ブックス
ヨドバシ.com
セブンネットショッピング
Amazon
e-hon 全国書店ネットワーク
Honya Club.com
bookfanプレミアム
TSUTAYA オンラインショッピング
HMV&BOOKS online
冊子版 電子書籍
著者 髙岡 弘幸
ジャンル 日本史  > 近世史
民俗学  > 民俗学一般
シリーズ 歴史文化ライブラリー
出版年月日
出版年月日とは
製本所から販売会社(取次店)様への、初回搬入年月日を表示しております。書店様毎の着荷日(発売日)は地域等によって異なりますので、予めご了承くださいませ。
2016/08/19
ISBN 9784642058339
判型・ページ数 四六・256ページ
定価 1,980円(税込)
在庫 在庫あり
幽霊 近世都市が生み出した化物

この本に関するお問い合わせ・感想

内容紹介
目次

美女で髪を伸ばし足元は霞んで見えない―。この幽霊のイメージは、いつ、どのように生まれたのだろうか。なぜ幽霊は目に見えるのだろうか。文学・芸能、民俗学的資料に描き込まれた幽霊が誘うままに近世社会を旅し、貨幣経済、家システム、武士と庶民など、三都や城下町という「都市」の生活文化こそが幽霊の〝怖さ〟を生み出したことを考える。

私たちの心が幽霊を生み出す―プロローグ/幽霊の正体(幽霊とは何か/可視化の系譜と構造)/怖い幽霊の誕生(変身する幽霊/怨念表象の系譜/一八世紀における怨念表象の転換)/幽霊が語る近世都市社会(庶民による抵抗―武士の世界と幽霊/貨幣が紡ぎ出す恨み―商人の世界と幽霊/女たちの復讐―「妬婦譚」再考)/幽霊に託した現代日本人の「思い」―エピローグ