安政4年(1857)創業、歴史学中心の人文書出版社
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平安京はいらなかった 438 新刊

古代の夢を喰らう中世

平安京はいらなかった

平安京は必要だったのか―。理念優先で造られた都市が「使いにくさ」を克服していく姿を描き、新視点で “千年の都”の本質に迫る。

著者 桃崎 有一郎
ジャンル 日本歴史 > 通史・概説・歴史一般
シリーズ 歴史文化ライブラリー > 古代史
出版年月日 2016/11/21
ISBN 9784642058384
判型・ページ数 4-6・288ページ
定価 本体1,800円+税
在庫 重版中
 
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目次

中世からは見えない中世京都―プロローグ
平安京の規格と理念
 古代のミヤコと中国の都城─律令国家が求めたもの
 平安京の規格─座標系に投影された身分秩序の写像
 日本の身分制度―ラベルとしての位階官職、原点としての天皇
 平安京の構造と身分制度―観念的な秩序の実体化
実用性なき平安京
 平安京を守る朝廷、平安京を破壊する住人
 平安京は日本の実情に合わせて造られたか
 実用性なき主要街路・朱雀大路
 外交の〝舞台〟としての朱雀大路
 祭礼の〝舞台〟としての朱雀大路
大きすぎた平安京―〝平安京図〟という妄想
 未完成の平安京
 衰退する右京
 成長する左京
 土地があり余る平安京
 平安京を埋められない人口
 縮小する政務、引きこもる天皇
平安京の解体と〝京都〟への転生
 摂関政治と平安京の再利用―平安京の終わりの始まり
 持て余す大内裏、快適な里内裏─仮住まいに永住する天皇
 院政が捨てた大内裏―中世京都への脱皮、抜け殻としての平安京
 大内裏を諦めなかった男・信西―選択と淘汰の大内裏再建
 信西の中世国家設計と正面観主義―〝背景セット〟としての平安京・大内裏
内裏の適正サイズと大内裏の中世的〝有効活用〟―エピローグ

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内容説明

平安京は本当に必要だったのか―。朝廷の壮大な理念が優先され、住む側にとっては不便きわまりなかった都市。儀礼を演じる劇場として巨大化した“理想の都”は、ついに天皇でさえも空間を持てあまし、やがて縮小をくり返しながら中世京都へと脱皮していく。「使いにくさ」に目を向け平安京を捉え直した、“千年の都”の本質に迫る刺激的な一冊。

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