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看護婦の歴史

寄り添う専門職の誕生

看護婦の歴史

しかるべき養成を受けた看護婦は明治に誕生した。「女性が多く就く労働者」と看護婦を見なし、養成方法や職務内容などの歴史を描く。

著者 山下 麻衣
ジャンル 日本歴史 > 近現代史
日本歴史 > 女性史・ジェンダー・家族史
出版年月日 2016/12/16
ISBN 9784642038638
判型・ページ数 A5・206ページ
定価 本体3,500円+税
在庫 在庫あり
 
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目次

はじめに―量の確保と質の向上を求めて/序章 女性が多く就く労働者としての看護婦の歴史/資格職としての看護婦(先駆的な看護婦養成所の設立/内務省令「看護婦規則」誕生へ/内務省令「看護婦規則」と看護婦会取締規則/多様な資格取得方法と「質」)/戦地に派遣された看護婦(日清および日露戦争を契機とした戦時救護の制度整備/日露戦争における戦時救護/第一次世界大戦における戦時救護/第二次世界大戦における戦時救護/日本赤十字社看護婦の戦後―補償獲得に向けて)以下細目略/派出看護婦会で働く看護婦/病院で働く看護婦/貧困な患者のために働く看護婦/海外により近かった看護婦/小学校で働く看護婦/終章 新たな役割が期待される看護師

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内容説明

しかるべき養成を受けた看護婦は、明治期の感染症の流行や戦争による傷病者の増加を契機として誕生した。日本赤十字社、済生会、聖路加病院、派出看護婦会などの活動に注目。看護婦を「女性が多く就く労働者」と見なし、「どこで」「誰を」看護していたのかという基準で、養成方法や職務内容、待遇の歴史を解明。今日の看護の労働実態の根源に迫る。

 

渋面編集者の眼--「看護師の歴史」という聖域への挑戦

一度でも病院に通った人ならば、思うであろうが、看護師という職業は、医学的な技術とともに、倫理的にもすぐれていなければならないという責務を負っている。そして、命に関わる職業であり、同時に過酷な職場であるから、現場はつねにリスクを負っている。このため、長い間、客観的な研究はほぼなかったと言っていいであろう。本書は、労働史研究の立場から、看護婦(戦前がメインである)の職業の確立から賃金など労働の実態にふれた労作である。今後の医療史研究の基礎になる、信頼できる研究である。

 

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