中世貴族社会と仏教

摂関期後期より、貴族社会において浄土教信仰が盛んになった。来世信仰など貴族や僧侶の信仰生活や思想動向を具体的に考察する。

ご注文

10,450円(税込)

ネット書店で購入
紀伊國屋書店ウェブストア
楽天ブックス
ヨドバシ.com
セブンネットショッピング
Amazon
e-hon 全国書店ネットワーク
Honya Club.com
bookfanプレミアム
TSUTAYA オンラインショッピング
HMV&BOOKS online
著者 小原 仁
ジャンル 日本史  > 中世史
宗教史  > 仏教史
出版年月日
出版年月日とは
製本所から販売会社(取次店)様への、初回搬入年月日を表示しております。書店様毎の着荷日(発売日)は地域等によって異なりますので、予めご了承くださいませ。
2007/06/01
ISBN 9784642024600
判型・ページ数 A5・294ページ
定価 10,450円(税込)
在庫 品切れ・重版未定
中世貴族社会と仏教

この本に関するお問い合わせ・感想

内容紹介
目次

摂関期後期より、貴族社会において浄土教信仰が盛んになった。仏典の女性蔑視文言と女性の信仰生活の実態や、家の繁栄と維持を前提とする来世・現世の安楽を希求した貴族の保身意識を読み解く。さらに大仏開眼会に働く政治力学や重源の勧進活動、文人貴族の本朝意識の歴史的理由と構造を解明。貴族や僧侶の信仰生活や思想動向を具体的に考察する。

第一部=貴族社会の女性と仏教(転女成仏説の受容について〈受容の観念性/儒教倫理と仏教/儒教主義の高揚と仏教的差別観の受容〉/女人往生者の誕生―『中右記』の女性をめぐって―〈一条尼の死と看護と看取り/女性と家の仏事〉/最勝金剛院と九条家の女性〈最勝金剛院と藤原宗子/最勝金剛院と皇嘉門院聖子〉)以下細目略/第二部=貴族社会の家と信仰(藤原宗忠の菩提所経営と来世信仰/九条家の祈祷僧―智詮を中心に―/『比良山古人霊託』の成立)/第三部=社会と信仰(雲林院の堂舎/大仏開眼会と後白河院政/重源の勧進活動とその論理)/第四部=摂関・院政期の思想動向(摂関・院政期における本朝意識の構造/摂関時代における「日本仏教」の構想―『三宝絵』と『空也誄』を中心に―)