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沖縄戦 強制された「集団自決」 275

沖縄戦 強制された「集団自決」

なぜ「集団自決」が引き起こされたのか! その真相と構造を解き明かす!

著者 林 博史
ジャンル 日本歴史
日本歴史 > 通史・概説・歴史一般
シリーズ 歴史文化ライブラリー
歴史文化ライブラリー > 近・現代史
出版年月日 2009/06/01
ISBN 9784642056755
判型・ページ数 4-6・270ページ
定価 本体1,800円+税
在庫 在庫あり
 
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目次

日本軍の強制が削除された教科書検定問題―プロローグ/「集団自決」の実相(沖縄・慶良間列島/沖縄本島と伊江島/太平洋地域・中国東北/「集団自決」がおきなかった島々)/追い込まれていく道(住民が犠牲にされた沖縄戦/自由の抑圧と監視/沖縄における戦時体制/「集団自決」が起きた地の特徴)以下細目略/その背景―捕虜を認めない思想/なぜおきたのか―「集団自決」の構造/構造と個人の責任―エピローグ

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内容説明

2007年の教科書検定において日本軍の「強制」の文字が削除され、大きな波紋を呼んだ「集団自決」問題。本土決戦の捨石として多くの犠牲者を出した沖縄戦を検証しながら、その実態を解明。生存者の証言・米軍の新資料などから当時の状況を再現し、その構造と全体像に迫る。「集団自決」の原因を〈天皇制国家の支配構造〉から解き明かした問題作。

Smile〔編集の現場から〕

★沖縄戦の総合的な理解を!

2007年に起きた教科書検定事件により、沖縄戦における軍の関与が問題となりました。大江裁判に焦点が当たったため、軍命の有無に注目が集まりましたが、本書では集団自決が起こるまでの過程を分析し、総合的に意味づけています。林先生によれば、本書執筆の過程で、「戦陣訓」(生きて虜囚の辱めをうけず)や天皇制擁護の方針など中央の問題群と、本土の捨て石にされた沖縄戦が結びついてきたそうです。戦争責任研究の第一人者である先生をして「今まで何をやっていたんだ!」と眼を開かされた想いがしたとのこと。複雑な沖縄戦の実相を描くのは、それほど困難なことだったのです。あえて集団自決を喩えるならば、「日本軍によってガスが充満にされた部屋にマッチ(手榴弾)を持って入らされたようなもの」ではないでしょうか。まさに、沖縄戦研究の決定版といえる書籍です。

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