安政4年(1857)創業、歴史学中心の人文書出版社
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院政と武士の登場 2

院政と武士の登場

白河院政から保元・平治の乱まで、転換期を描く

著者 福島 正樹
ジャンル 日本歴史
日本歴史 > 通史・概説・歴史一般
シリーズ 日本中世の歴史 
出版年月日 2009/06/01
ISBN 9784642064026
判型・ページ数 4-6・284ページ
定価 本体2,600円+税
在庫 在庫あり
 
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目次

序章=中世のはじまりと院政/院政へのみち(摂関政治から院政へ/後三条天皇の親政/白河天皇の親政)/「治天の君」のはじまり(院政確立の契機/院政の確立/院庁の院近臣)/鳥羽院政と摂関家(王家の内部分裂/摂関家の分裂/摂関家の再興/院政の成熟)軍事貴族から武士へ(武士の成立/「源平」勢力の胎動)/院政下の武門(院政と武門・寺社/地域秩序の変動と武士団の形成)/院政期の地方支配と京(摂関時代の地方支配のしくみ/受領制から知行国・荘園制へ/王権の基盤としての京)/東アジアの激動のなかで(東アジアの情勢/平安時代後期の文化/庶民の台頭)/保元の乱、平治の乱(王権の動揺/保元の乱/平治の乱)/終章=日本史の中の院政時代

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内容説明

院政という新しい政治形態と、武士の登場は歴史に何をもたらしたのか。白河上皇の院政開始から武士が台頭する保元・平治の乱までの政治の流れを描き出し、古代から中世へと転換していく社会の姿を浮き彫りにする。

【編集者の眼】
教科書や一般の「常識」と歴史学界の通説がもっとも乖離(かいり)しているのは「院政時代」の見方ではないでしょうか。
単に権力者が母方(藤原氏)から父方(上皇)に交替しただけではありません。そもそも摂政・関白が形式上は天皇から任命されたのに対し、治天(ちてん)の君(きみ)(院)は自らその地位についたのです。律令制から引き続いていた政治構造は崩壊します。
平安貴族と荘園は結びつけて考えられがちですが、荘園が爆発的に増加するのは、実は院政期なのです。
専制君主である院は、位や家柄にこだわらず、時代にあった新しい近臣を登用し、彼らが政治を担ってゆきます。武士もその一員として歴史の表舞台に登場します。
院政期は古代末期ではなく中世の始まりなのです。
多少硬派の内容ですが、お読みいただければ「そうだったのか!」と思われることと思います。日本史の流れを知るためには必読の書です。(水)

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