史料・史跡と古代社会

古代国家と社会の実態を独自の角度から考察する論集。「古代の史料」「史跡と都城」などをテーマに、最新の論考21編を収める。

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著者 佐藤 信
ジャンル 日本史  > 古代史
日本史  > 史跡・城郭・歴史散歩
出版年月日
出版年月日とは
製本所から販売会社(取次店)様への、初回搬入年月日を表示しております。書店様毎の着荷日(発売日)は地域等によって異なりますので、予めご了承くださいませ。
2018/02/28
ISBN 9784642046459
判型・ページ数 A5・564ページ
定価 14,300円(税込)
在庫 在庫僅少
史料・史跡と古代社会

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内容紹介
目次
古代日本の国家と社会、律令制の実態を最新の研究により明らかにする論集の第1冊。国内各地にのこされた多様な史料・史跡などを丹念に分析し、国家体制の構造と展開、地方支配の実態を独自の角度から考察する。「古代の史料」「史跡と都城」「地方支配と社会」の3つの部で構成し、多彩な論考21編を収め、古代史研究の新たな知見を提示する。

〈編集者の眼〉
この半年程のうちに注目を集めたものの一つに、昨年秋ユネスコの「世界の記憶」に登録されることが決定した上野三碑(山上碑・多胡碑・金井沢碑、群馬県高崎市所在)が上げられると思います。関心の高さから、今年の一般公開は通常の一日から三日間に拡大となりました(三月九~一一日)。上野三碑は国内に現存する一八例の古代石碑のなかの三基の総称で、互いに隣接した位置に所在しています。これまでも多くの研究の蓄積がありますが、豊かな個性を備えた三碑を個別的に捉える傾向が強くありました。本論集には、三碑がどのような関係を有するのか、基礎的な事実を改めて確認したうえで一体的に理解することを試みた論考が収められています。ほかにも、律令制、史料論、史跡・都城、貴族社会といった幅広いテーマを扱った、四一名の執筆者による力作揃いの論文集です。二冊あわせて一〇〇〇頁を超える大部なものですが、関心のある論考から、一編ずつじっくりお読みください。(梨)
Ⅰ 古代の史料(『松浦廟宮先祖次第幷本縁起』について…北 啓太/野中寺弥勒像台座銘の「カイ」…森 公章/五月一日経書写事業の給与支給帳簿…大平 聡/正倉院文書に見える「口状」について…山口英男/紙への書記―紙木併用の具体相…杉本一樹/『延喜式』土御門本と近衛本の検討―巻五を中心に…小倉慈司/『類聚三代格』における格の追補―尊経閣文庫本の朱訓点の検討から…新井重行)/Ⅱ 史跡と都城(宮町遺跡出土木簡と紫香楽宮…渡辺晃宏/筑紫館の風景…坂上康俊/上野三碑試論…磐下 徹/古代の烽想定地に関する試論…大高広和/天武朝の複都制…北村優季/古代饗宴儀礼の成立と藤原宮大極殿閤門…山下信一郎/門の格からみた宮の空間…馬場 基)/Ⅲ 地方支配と社会(ヤツコと奴婢の間…榎本淳一/郡内支配の様相―古代庄園と郡符木簡からみた…浅野啓介/日本古代における庄と初期荘園…小倉真紀子/天平宝字年間の東大寺領圧迫と問民苦使…飯田剛彦/律令国家と「商人」…宮川麻紀/孝徳朝における土地政策の基調…北村安裕/律令制成立期の国造と国司…中村順昭)