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元寇と南北朝の動乱 4

元寇と南北朝の動乱

鎌倉幕府の崩壊、後醍醐による新政、南北朝の対立から室町幕府の成立へ。モンゴル襲来に始まる動乱の時代と〈移りゆく王権〉を描く。

著者 小林 一岳
ジャンル 日本歴史
日本歴史 > 通史・概説・歴史一般
シリーズ 日本中世の歴史 
出版年月日 2009/08/15
ISBN 9784642064040
判型・ページ数 4-6・284ページ
定価 本体2,600円+税
在庫 在庫あり
 
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目次

序章=『太平記』の時代/元寇―モンゴル戦争―(クビライとアジア〈モンゴル帝国の成立/帝国の戦争/クビライ登場/クビライ、大カーンへ/モンゴルの高麗進出〉以下細目略/時宗の登場/文永・弘安の役)/徳政と得宗専制(時宗の死と安達泰盛の登場/弘安徳政/得宗専制/永仁徳政)/悪党の時代(『峯相記』は語る/荘園の激変と村の自立/銭の時代の到来と救済事業)/幕府滅亡と建武の新政(後醍醐天皇と幕府滅亡/建武の新政―後醍醐政権/後醍醐政権崩壊)/南北朝の戦争(六十年戦争の開始/拡大する戦争/戦争の実態)/幕府政治とその分裂(二頭政治/直義の政治/観応の擾乱)/バサラと寄合の文化(バサラと寄合/村の芸能と遍歴する人々/『神道集』と『太平記』)/終章=東アジアの中で

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内容説明

鎌倉時代後期、日本を世界史の渦へ巻き込んだモンゴルの襲来。飢饉・疫病などの社会不安の中、跋扈する悪党たちの実態と滅びゆく鎌倉幕府。後醍醐天皇による建武新政への道程とその崩壊、南北朝の王統対立を経て、足利尊氏による室町幕府成立へと〈移りゆく王権〉の実像を浮き彫りにする。元寇を契機にふたたび始まる動乱の時代を鮮やかに描く。

【編集者の眼】
初めて迎えるモンゴルの大軍、未曾有(みぞう)の危機に、鎌倉幕府は総力を結集して臨みました。執権(しっけん)に権力を集中、御家人を動員し、当時のアジア情勢も幸いして撃退することができました。全身全霊をこめて指揮をとった北条時宗(ほうじょうときむね)は3年後に34歳で死去します。残されたのは幼少の息子と専制化した政治体制、混乱がつづき御家人は幕府から離れて行きます。
 権力への強い執念をもつ後醍醐天皇(ごだいごてんのう)は倒幕を企て、一度は敗れたものの、足利尊氏(あしかがたかうじ)ら武士の支持をえて勝利し、天皇親政を復活します。しかし時代錯誤な政策に尊氏ら武士は反発し、後醍醐を排除して別の王朝をたてます。後醍醐も譲位する気はなく、天皇が二人並立する異常な事態となりました。尊氏は弟直義(ただよし)と対立、それぞれを支持する武士たちに南朝の勢力もからみ、60年にもおよぶ内戦が始まります。
日本史上最大の分岐点といわれ、初めて民衆が歴史に現れるこの時代を、二つの大きな戦争を関連づけながら読み解いた初めての通史です。(一)

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