日本中世の歴史  5

室町の平和

室町幕府の政治とは。足利義詮から義満、義教への権力を巡る駆け引きを解明。地域社会と民衆の活気を交え戦乱のなかった時代を描く。

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著者 山田 邦明
ジャンル 日本史  > 中世史
シリーズ 日本中世史  > 日本中世の歴史 
出版年月日
出版年月日とは
製本所から販売会社(取次店)様への、初回搬入年月日を表示しております。書店様毎の着荷日(発売日)は地域等によって異なりますので、予めご了承くださいませ。
2009/09/15
ISBN 9784642064057
判型・ページ数 四六・284ページ
定価 2,860円(税込)
在庫 在庫あり
室町の平和

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内容紹介

足利将軍を中心とし、大名らにより支えられた室町幕府はどのようにして政治を推し進めていたのか。二代将軍義詮、「日本国王」義満、それを継いだ義持、さらに義教による専制まで、権力をめぐる駆け引きを明らかにする。 応仁の乱前夜までの大きな戦乱に見舞われることのなかった時代を、東アジアの動向を背景に、地域社会と民衆の活気を交えて描き出す。

【編集者の眼】
南北朝動乱と戦国時代に挟まれた室町時代は、著者の言うとおり一般的には印象の薄い時代といえよう。この時期に何があったのかということを即座に思い浮かべることは難しいかもしれない。歴史上で印象に残る事柄というのはやはり戦争のような大規模な事件や政変が多くを占めるだろう。本書で描かれる室町時代は、大規模な戦争や政変が比較的起こらなかったため、等閑視されがちであった。
しかし、足利義満(あしかがよしみつ)のように傑出した政治権力と個性を持った人物を輩出したのもこの時代であった。義満の建立した鹿苑寺金閣(ろくおんじきんかく)はそれを物語るものとして著名だろう。
また、この時代には、禅宗が興隆し、能のような芸能が創始されるなど、現代へとつながる文化が生み出されたりもしている。
激動の時代のみに歴史の魅力が現れるわけではないということを本書は教えてくれる。(雲)