歴史文化ライブラリー 280

明治外交官物語 (冊子版)

鹿鳴館の時代

不平等条約改正に奔走する鮫島尚信・森有礼ら。外国賓客を饗応する鹿鳴館を造る井上馨。黎明期の日本外交を切り拓いた人びとの奮闘。

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POD版 冊子版
著者 犬塚 孝明
ジャンル 日本史  > 近現代史
シリーズ 歴史文化ライブラリー
出版年月日
出版年月日とは
製本所から販売会社(取次店)様への、初回搬入年月日を表示しております。書店様毎の着荷日(発売日)は地域等によって異なりますので、予めご了承くださいませ。
2009/09/18
ISBN 9784642056809
判型・ページ数 四六・240ページ
定価 1,870円(税込)
在庫 品切れ・重版未定
明治外交官物語

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内容紹介
目次

西洋文明の力を痛感した明治新政府は、日本を国際社会に仲間入りさせるべく、外務省を創設する。不平等条約の改正という悲願を担って、欧米諸国へと向かう鮫島尚信・森有礼・寺島宗則ら若き外交官たち。外国賓客との社交場=鹿鳴館を造る井上馨、その平和主義外交を引き継いでいく原敬。黎明期の日本外交を切り拓いた人々の奮闘を鮮やかに活写する。

Wink〔編集の現場から〕 
奔走する若き外交官・鮫島尚信!

明治の外交官といいますと、不平等条約改正の陸奥宗光、日露戦争講和の小村寿太郎などを思い浮かべる方が多いと思います。本書では、明治外交の黎明期に活躍した、鮫島尚信たちの活躍を追っています。鮫島は、弱冠25歳で、日本初の外交官としてパリへ赴任します。列強の首脳クラスに面会しますが、ビスマルクからは当初相手にされないなど、幾多の困難を乗り越えながら、日本の地位を上げるため奔走します。彼の功績は高く評価され、明治7年には、フランス政府から叙勲されますが、激務から病魔にたおれ35歳で亡くなります。フランス首脳からは、哀しみの弔辞が寄せられ、モンパルナスには今でも鮫島の墓があるそうです。

 

野蛮と文明―プロローグ/外国交際事始め(攘夷と開国のはざまで/新政府と外国人問題)/外交官の誕生(若き外交官たち/岩倉使節団の外交)/「場」としての外交(奔走する鮫島尚信/マーシャルのインテリジェンス活動)/動乱の秋、欧化の途(シンボルとしての建築/改正交渉と国際情勢の変化)/鹿鳴館外交から帝国主義へ(鹿鳴館/原敬のパリ)/戦争と平和―エピローグ