中近世山村の生業と社会

山村の人々はなぜ山を下りず住み続けたのか。生活文化体系の視座に立って山村の生業や特質、外部社会との交流などを解き明かす。

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著者 白水 智
ジャンル 日本史  > 中世史
日本史  > 近世史
出版年月日
出版年月日とは
製本所から販売会社(取次店)様への、初回搬入年月日を表示しております。書店様毎の着荷日(発売日)は地域等によって異なりますので、予めご了承くださいませ。
2018/10/31
ISBN 9784642029490
判型・ページ数 A5・312ページ
定価 10,450円(税込)
在庫 在庫僅少
中近世山村の生業と社会

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内容紹介
目次
現代よりはるかに不便であったはずの近代以前、山村の人々はなぜ山を下りずに住み続けたのか。信濃国秋山と甲斐国早川入を中心に、生活文化体系の巨視的な視座から中近世山村の生業や特質、外部社会との交流などを解明。自然環境の多様な利用方法、近隣との山野争論、野生動物の狩猟などの事例から、従来の山村=「後れた農村」観に一石を投じる。
序章 山村と歴史学―生活文化体系という視座から/山村の生業と生活文化体系(近世山間地域における環境利用と村落―信濃国秋山の生活世界から〈秋山の生業と生活/「生活文化体系」の視点から/根幹的志向としての「自律」〉以下細目略/近世山村の変貌と森林保全をめぐる葛藤―信濃国秋山の自然はなぜ守られたか/山地の資源とその掌握/山村と飢饉―信濃国箕作村秋山地区の事例を通して)/山という場の特質(山の世界と山野相論―紀伊国名手・粉河相論を手がかりに/野生と中世社会―動物をめぐる場の社会的関係)/外部世界との交流(中世山間庄園の生業と外部交流―若狭国名田庄/近世山村のネットワーク―甲斐国早川入と外部世界の交流)/終章 前近代日本列島の資源利用をめぐる社会的葛藤