歴史文化ライブラリー 486

海辺を行き交うお触れ書き (冊子版)

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浦触の語る徳川情報網

江戸時代、国や藩の境を越えて届く、海運・海難に関するお触れ書き「浦触」。幕府の情報ネットワークと全国支配の実態に迫る。

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冊子版 電子書籍
著者 水本 邦彦
ジャンル 日本史  > 近世史
シリーズ 歴史文化ライブラリー
出版年月日
出版年月日とは
製本所から販売会社(取次店)様への、初回搬入年月日を表示しております。書店様毎の着荷日(発売日)は地域等によって異なりますので、予めご了承くださいませ。
2019/07/18
ISBN 9784642058865
判型・ページ数 四六・288ページ
定価 1,980円(税込)
在庫 在庫あり
海辺を行き交うお触れ書き

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内容紹介
目次

江戸時代、海運・海難に関するお触れ書き「浦触(うらぶれ)」が、全国の海辺の村や町を行き交っていた。年貢米輸送船の行方捜索や島抜け流人の追跡、瓦や材木の回漕予告、漂着した異国船の長崎への護送など、テーマは海事全般に及ぶ。国境・藩境を越えて津々浦々に届いた「浦触」を読み解き、幕府の情報ネットワークの仕組みと複合的な全国支配の実態に迫る。

浦触と出会う―プロローグ/四国を巡る(大洲藩領の継ぎ送り/松山藩や小松藩領の場合/請印帳の役割)/九州へ渡る(肥前国星賀村にて/肥後国天草へ)/東海を行き交う(三河国刈谷町の庄屋留帳と多彩な浦触/瓦と材木/幕府触れ・藩触れと浦触/江戸前期の浦触/九州・四国との比較)/東北・北陸を旅する(「弘前藩庁日記」を読む/下達型から横断型へ/出羽国酒田湊の記録/越中・能登・加賀では)/山陰から山陽へ(石見国大浦湊/備前国岡山藩領)/仲間を探す(類似触れのいろいろ/伊能忠敬の測量)/幕末から明治へ―エピローグ