歴史文化ライブラリー 491

神仏と中世人 (冊子版)

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宗教をめぐるホンネとタテマエ

中世人は神仏にいかに依存し、どう利用したか。期待と実際とのズレから民衆の内面に迫り、現代の「無宗教」を考える手掛りを提示。

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冊子版 電子書籍
著者 衣川 仁
ジャンル 日本史  > 中世史
宗教史  > 宗教史一般
シリーズ 歴史文化ライブラリー
出版年月日
出版年月日とは
製本所から販売会社(取次店)様への、初回搬入年月日を表示しております。書店様毎の着荷日(発売日)は地域等によって異なりますので、予めご了承くださいませ。
2019/11/18
ISBN 9784642058919
判型・ページ数 四六・224ページ
定価 1,870円(税込)
在庫 在庫あり
神仏と中世人

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内容紹介
目次

中世人は富や健康、呪咀の願望成就を求め、寺社は期待に応えて祈りを提供した。人々は神仏にいかに依存し、どう利用したか。社会に広がる祈りにまつわる情報網、僧侶による宗教暴力の正当化、民衆支配のための政治と宗教の連動などを探り、祈り観にみる世俗と宗教界のズレや、人々と神仏の関係を解明。現代の「無宗教」を考える手掛りを提示する。

現世利益を願う―プロローグ/中世人の祈り(「富と寿」のために〈無病息災の祈り/病気になったら祈る/僧侶に頼むか、自分で祈るか/○○が叶ったら…/神仏への奉仕が大切/富を求める祈り/出世を願う/豊作の祈りは富の祈り/農業の敵を祈りで退治〉以下細目略/彗星を消す祈り/祈りのデータベース)/中世人と神仏のパワーバランス(恐るべき神仏/形式的に神仏の罰を恐れる/生活と宗教の衝突)/正当性を得るために(万人のために祈る/遠い祈り、近い祈り)/祈りとは何か―エピローグ