
<近代沖縄>の知識人 292
島袋全発の軌跡
琉球処分から米軍占領期までを生きた島袋全発。伊波普猷らとの交流や帝国主義・ナショナリズムとの戦い。沖縄びとであり続けた生涯!
| 著者 | 屋嘉比 収 著 |
|---|---|
| ジャンル | 日本歴史 > 通史・概説・歴史一般 |
| シリーズ | 歴史文化ライブラリー > 近・現代史 |
| 出版年月日 | 2010/02/19 |
| ISBN | 9784642056922 |
| 判型・ページ数 | 4-6・240ページ |
| 定価 | 本体1,700円+税 |
| 在庫 | 在庫あり |
目次
内容説明
沖縄びとは、琉球処分後の同化政策から沖縄戦、米軍占領下という沖縄近現代史をどう生き抜いたのか。過酷な時代をシマのなかで活動し続けた郷土史家・島袋(しまぶくろぜんぱつ)全発の生涯を追い、伊波普猷(いはふゆう)・東恩納寛惇(ひがしおんなかんじゅん)ら代表的な知識人との交流や帝国主義・ナショナリズムとの戦いから沖縄の近代思想を浮かび上がらせる。沖縄の過去と現在をむすびつける「思想史」入門。
〔編集の現場から〕沖縄の近代とは何か? いうまでもなく、私たちの生きている、国家・政治システム・学校など様々な制度の起源は、近代にあるといえます。人間としての生き方を追究しようというとき、やはり「近代批判」というのは避けて通れない道なのです。沖縄に生まれた思想家たちは、近代というものを思考するばあい、たとえば「日本を愛すること」と「沖縄を愛すること」の間に分断され、近代ナショナリズムを受容すべきかどうか二重に煩悶することになりました。しかし、今私たちが生きているこの21世紀では、彼らの悩みは人ごとではありません。たとえば世界経済のボーダーレス化や東アジア共同体構想などをどう考えるかというとき、その〈境界〉に位置してきた沖縄の存在は、大いにクローズアップされるべきだと思うし、なぜ沖縄論が人気なのかの理由もここにあると思います。基地(地獄)と青い空(楽園)が共存する沖縄。やっぱり応援したくなります。
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