読みなおす日本史

餅と日本人

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「餅正月」と「餅なし正月」の民俗文化論

特別なハレの日の食とされる餅は、私たちの生活にいかに関わっているのか。全国の事例を調査し、そこから見える民俗・文化に迫る。

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著者 安室 知
ジャンル 民俗学  > 衣・食・住
シリーズ 読みなおす日本史
出版年月日
出版年月日とは
製本所から販売会社(取次店)様への、初回搬入年月日を表示しております。書店様毎の着荷日(発売日)は地域等によって異なりますので、予めご了承くださいませ。
2020/12/17
ISBN 9784642071321
判型・ページ数 四六・280ページ
定価 2,640円(税込)
在庫 在庫あり
餅と日本人

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内容紹介
目次

正月の雑煮など、日本人にとって特別なハレの日の食とされる餅。だが、中には正月に餅を食べない地方も存在する。餅は私たちの生活にどのように関わっているのか。全国の事例を調査し、そこから見える民俗・文化に迫る。

まえがき/序論 民俗学者が餅の向こうにみたもの*柳田国男と坪井洋文/Ⅰ 餅正月をめぐって(民俗世界における餅の意義*その社会性に注目して〈餅の社会性/『浜浅葉日記』と餅/餅を贈る意味/鏡餅とはなにか/雑煮とはなにか/赤飯とはなにか/取り越し正月にみる餅の意義〉/雑煮の意味*家風と女性〈家風と餅なし正月伝承/低平地と商品作物/I家の年中行事と餅/正月の家風/雑煮にみる家風〉/モノツクリの象徴*米から金へ〈モノツクリとは/モノツクリの分布を読む/モノツクリは時とともに変化する/米の役割も変わる/なぜモノツクリは変化しやすいか/民俗を生み出す力の変化〉以下細目略)/Ⅱ 餅なし正月をめぐって(餅なし正月の解明*複合と単一の視点から/流行神と餅なし正月*餅なし正月の多面性①/家例からみた餅なし正月*餅なし正月の多面性②/作物禁忌からみた餅なし正月*餅なし正月の多面性③)/補論