安政4年(1857)創業、歴史学中心の人文書出版社
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史跡で読む日本の歴史 2

古墳の時代

史跡で読む日本の歴史 2

前方後円墳から終末期古墳まで、卑弥呼と大王の時代を復元。首長の館と集落、窯業や玉作り遺跡、神と他界観から社会の実像に迫る。

著者 岸本 直文
ジャンル 日本歴史 > 通史・概説・歴史一般
考古学 > 考古一般
シリーズ 史跡で読む日本の歴史
出版年月日 2010/06/21
ISBN 9784642064101
判型・ページ数 4-6・304ページ
定価 本体2,800円+税
在庫 在庫僅少
 
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目次

前方後円墳の時代―東アジアのなかで―…岸本直文(Ⅰ倭王権と古墳(前方後円墳の創出…岸本直文〈古墳時代早期(三世紀前半)/倭国王墓の誕生(三世紀中頃)/オオヤマト政権(三世紀後半から四世紀前半)/佐紀政権(四世紀中頃から後半)〉/倭の五王の時代…岸本直文/大王権力の卓越…安村俊史〈隔絶した大王墓/前方後円墳の終焉/群集墳の盛行〉/古墳の終末…安村俊史〈終末期古墳をめぐる諸問題/各地の終末期古墳と終末期群集墳〉以下細目略/古墳時代における境界の意義…河野一隆/〔史跡を視る目〕装飾古墳研究の新展開…河野一隆)/Ⅱ古墳時代の社会(王宮と交易拠点…次山 淳/豪族居館と集落・生活…杉井 健/生産遺跡…菱田哲郎/古墳時代の神と他界観…河野一隆/〔史跡を視る目〕銘文刀剣の世界…古市 晃)

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内容説明

畿内の倭王権は首長連合を束ねて「倭国」を形成し、古墳を築いた。巨大な前方後円墳から終末期古墳まで、卑弥呼と大王の時代の実像を復元。首長の館と集落、窯業や玉作り遺跡、神と他界観から社会の実像に迫る。

【編集者の眼】
 前方後円墳という形は、どのようにして生まれたのだろうか。日本独自のものなのか、それともその起源は、大洋の彼方にあるのか。
 蒲生(がもう)君平(くんぺい)の著書『山陵志(さんりょうし)』に、「宮車を象りて前方後円ならしめ」とあるのが、「前方後円」の言葉の最初である。古代中国の二輪車を模倣したもので、
車の轅(ながえ)にあたる方形は前、車体にみたてた円形は後、と考えた。本当はどちらが前で、どちらが後なのか、わからない。ほかにも、円は天を、方は地を、円と方の結びつきは陰陽の融合を表すとする考えや、壺の形を写したものだとの説もあるという。長い論争の歴史の中で、多くの仮説が提示されながら、決して解答に至ることのない謎である。
 この、墳丘が厖大な数で造られたことに特徴づけられる古墳時代が、倭の形成期である。日本列島に、権力とはいかにして誕生したのか。謎めいた形の巨大な墓に、死後の世界にまで及ぶ支配のかたちを、思いめぐらすことができるだろう。(高)

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