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発掘文字が語る 古代王権と列島社会

発掘文字が語る 古代王権と列島社会

古代国家が形成されるロマン溢れる時代を、稲荷山鉄剣銘文、多くの木簡の解読に当たった著者が、ダイナミックに描き出す!

著者 狩野 久
ジャンル 日本歴史 > 通史・概説・歴史一般
考古学 > 考古一般
出版年月日 2010/09/29
ISBN 9784642080453
判型・ページ数 4-6・294ページ
定価 本体2,800円+税
在庫 在庫僅少
 
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目次

発掘文字の世界(発掘文字とは/平城宮内裏跡の木簡調査/稲荷山古墳出土鉄剣の銘文解読/発掘文字史料の魅力)/Ⅰ古代王権の形成と展開(稲荷山鉄剣銘をどう読むか〈礫槨埋葬施設の考古学的所見/礫槨被葬者とヲワケ/杖刀人首について/御名代について―五‐六世紀の倭国をどう見るか―〉以下細目略/部民制と国造制/膳臣と阿曇連の勢力圏―古代における鰒の収取について―)/Ⅱキビとヤマト(白猪屯倉と蘇我氏/対馬卜部と吉備―津島部をめぐって―/吉備と周辺諸国の渡来人/古代国家を支えた工人たち/畿内の渡来人)/Ⅲ古代寺院と都城(古代寺院を考える/飛鳥寺と斑鳩寺/法隆寺幡の年代について/平城京と平安京)/あとがき

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内容説明

古代国家が形成される五世紀から七世紀の日本は、どのような社会だったのか。謎の多いロマン溢れる時代を、鉄刀銘文・木簡などを通して究明。ヤマト王権に徴用される御名(みな)代(しろ)の部民(べみん)、豪族の支配領域に打ち込まれた楔=屯倉(みやけ)、その管理に活用された渡来人を具体的に描く。また飛鳥寺と法隆寺、平城京と平安京の比較を通して、古代人の思考を探る。

【編集者の眼】
 日本の古代史、特に大化改新が断行される645年以前の社会は、教科書を精読しても何故かわかりにくい。それは古代史家の学説が一定せず、多くの見解が分かれ、最大公約数を採用する教科書の特性と思われる。
 日本の古代国家が形成されてゆく5世紀から7世紀は、日本の歴史の中でも最もロマン溢れる時代の一つであるが、また謎も多い。 著者は、この把握しにくい時代を、雄略天皇以降の政治史のみならず、統治機構の形成過程、列島社会の実態、渡来人の大量流入の意味などを、トータルに追究している。
 これまで一般に理解しにくかった統治機構=部民制や国造制を、稲荷山鉄剣銘文の詳細な解読を通して、杖刀人とともに王権直轄の部民を具体的に描いている。また、渡来人の流入を、積極的に活用しようとする王権の意図も問れており、大化前代の社会が総合的に理解できるように編集されている。
  本書をじっくり味読し、大化前代の歴史に夢を馳せてはいかがだろうか。(岩)

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