安政4年(1857)創業、歴史学中心の人文書出版社
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吉兆 湯木貞一 310

料理の道

吉兆 湯木貞一

文化人との交流や、茶の湯や美術品への造詣、美術館開設などのエピソードから、ひたすらに料理に打ち込んだ生き方と人となりに迫る。

著者 末廣 幸代
ジャンル 日本歴史 > 通史・概説・歴史一般
シリーズ 歴史文化ライブラリー > 文化史・誌
出版年月日 2010/11/19
ISBN 9784642057103
判型・ページ数 4-6・224ページ
定価 本体1,700円+税
在庫 在庫あり
 
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目次

日本料理と湯木貞一―プロローグ/生い立ちと「吉兆」(誕生から青年時代/「吉兆」開業/畳屋町吉兆)/大きな飛躍(戦後のあゆみ/東京へ)/茶の湯と湯木貞一(茶の湯入門/先輩数寄者との交流/茶道具の収集/湯木美術館開設/新たな茶室)/日本料理の完成へ(世界の名物 日本料理/著作のさまざま)/九十五歳の青年(料理は文化なり/最後の歌舞伎座)/あとがき

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内容説明

花鳥風月をはじめ文化・芸術など、日本文化の粋を取り入れ、あらたな料理をつくりあげた「吉兆」の創業者、湯木貞一。各界の著名人など多くの人々を魅了した料理は、どのように生まれたのか。北大路(きたおおじ)魯山人(ろさんじん)ら文化人との交流や、茶の湯や美術品への造詣、美術館の開設などのエピソードから、ひたすらに料理に打ち込んだ生き方と人となりに迫る。

【編集者の眼】
吉兆の創業者が湯木貞一(1901~97)である。それまで宴会料理にすぎなかった日本料理に大変革をもたらした。
経歴のほか、親しき人とのこまやかな交流や、ものごとに対して妥協しない姿勢等、いくつものエピソードから人柄がみえてくる。日本料理発展に力を尽くした人生を貫けたのは、本人の資質のほか、周囲の人に恵まれたからではないか。氏を知る著者の控えめな筆致の中にも、氏への敬意がほのみえる。
こんにち供される日本料理のスタイルが湯木の創意工夫によることには驚くし、傾倒した茶の湯の精神を取り入れ、洗練されたオリジナルな料理をつくり続けた人物に興味がわく。本書は湯木貞一に関する貴重な資料となるだろう。
たかが料理だが、されど料理である。日々の糧をどう考えるかが、生きざまにまでつながっていく不思議。読み終えた後、今日は何をどう食べようかとしばし思案した。(蟹)

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