近代日本と「高等遊民」 (冊子版)

社会問題化する知識青年層

高学歴だが一定の職にない「高等遊民」の実像と政治社会への影響、解決策を解明。現代のフリーター問題にも通ずる社会矛盾を考える。

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POD版 冊子版
著者 町田 祐一
ジャンル 日本史  > 近現代史
各テーマ史  > 教育史・社会福祉史
出版年月日
出版年月日とは
製本所から販売会社(取次店)様への、初回搬入年月日を表示しております。書店様毎の着荷日(発売日)は地域等によって異なりますので、予めご了承くださいませ。
2010/12/06
ISBN 9784642037990
判型・ページ数 A5・368ページ
定価 12,100円(税込)
在庫 品切れ・重版未定
近代日本と「高等遊民」

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内容紹介
目次

明治末~昭和初期、高等教育を受けながら一定の職にない「高等遊民」が社会問題化した。「危険思想」への傾斜が懸念された彼らに、政府や世論はどう対応したのか。高等遊民の実像と政治社会へ与えた影響、各種政策や自助努力による解決策をメディア史料などから解明。現代のニート・フリーター問題にも通ずる社会矛盾を考え、近代日本社会を問い直す。

序章 近代教育制度と「高等遊民」の発生/「高等遊民」問題の発生(明治末期における「高等遊民」問題の成立〈発生の状況/問題の発生/問題の展開/問題の成立〉/明治末期における「高等遊民」問題への対応〈小松原文相の学制改革/その他の内政/独立自営/地方回帰/海外進出〉/明治末期における資力のない「高等遊民」の事例〈安倍能成の経歴/安倍の活動/徳田浩司の経歴/徳田の活動と小説「遊民」〉以下細目略)/「高等遊民」問題の再燃(大正中期までの「高等遊民」問題を巡る変化/昭和初期における「高等遊民」問題の成立/昭和初期における「高等遊民」問題への解決策/昭和初期にかけての「高等遊民」と思想運動)/終章 「高等遊民」問題と日本近代