安政4年(1857)創業、歴史学中心の人文書出版社
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江戸の大名屋敷

江戸の大名屋敷

多くの遺跡発掘の事例から、豪華絢爛な様相が明暦大火後に変遷する姿を検証。都市の成立・維持に果たした役割を解明し、全貌に迫る。

著者 江戸遺跡研究会
ジャンル 日本歴史 > 近世史
出版年月日 2011/01/18
ISBN 9784642034456
判型・ページ数 A5・276ページ
定価 本体6,500円+税
在庫 在庫あり
 
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目次

はしがき…古泉 弘/江戸の大名屋敷跡―江戸城外郭での屋敷整備―…後藤宏樹/参勤交代と巨大都市江戸の成立…原 史彦/尾張藩江戸屋敷の考古学的諸相…内野 正/仙台藩伊達家芝屋敷の形成と変遷―沿岸域の大名江戸屋敷の造成―…石崎俊哉/加賀藩本郷邸東域の開発―斜面地にみる大名屋敷の造成―…成瀬晃司/江戸周縁の大名屋敷―藤堂家染井屋敷―…小川祐司/大名藩邸で使用された陶磁器と御殿の生活…堀内秀樹/大名江戸屋敷の展開過程…宮崎勝美/資料紹介 江戸遺跡出土の金箔瓦…金子 智/あとがき…後藤宏樹/江戸藩邸の発掘調査事例一覧

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内容説明

参勤交代制度に伴い建築され、巨大都市江戸を支えた大名屋敷。尾張徳川家、加賀前田家、仙台伊達家、津藤堂家などの遺跡を子細に調査。権威の象徴として豪華絢爛かつ戦闘的だった様相が、明暦大火後、火災対策として大きく変遷していく姿を検証。多くの図版で都市の成立・拡大・維持に果たした役割や、大名の暮らしぶりを復元し、その全貌に迫る。

【編集者の眼】
江戸は、幕府の参勤交代による諸大名の屋敷の設置によって、その繁栄がもたらされていた。本書は、文献や絵画などから追究される江戸屋敷の構造や変遷、生活の実態を、さらに発掘調査によって具体的に示している。
 火事が頻繁に発生した江戸は、明暦三年(一六五七)の大火で都市改造がなされ、災害時の避難先として、大名が周辺部に下屋敷や抱屋敷を設けることによって拡大していった。藤堂家の下屋敷では、広い庭の手入れをするために地元の百姓が出入りし、植木職人となったという。ソメイヨシノもこの染井屋敷がなければ生まれなかったということになる。
 桜の季節になったら、染井あたりを歩き、近くの六義園(柳沢家下屋敷庭園)に行ってみてはどうだろうか。江戸の遺跡は、汐留のように、すでに埋め戻されて超高層ビルが立ち並び、大名屋敷があったなど想像できないところがほとんどだ。残された数少ない遺構を次の時代に伝えたい。(代)

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