安政4年(1857)創業、歴史学中心の人文書出版社
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民俗学とは何か

柳田・折口・渋沢に学び直す

民俗学とは何か

フォークロアでも文化人類学でもない。柳田國男らの原点確認により「もう一つの歴史学」としての可能性を探った、〈民俗学〉入門。

著者 新谷 尚紀
ジャンル 民俗学 > 概説・民俗一般
出版年月日 2011/04/28
ISBN 9784642080538
判型・ページ数 A5・256ページ
定価 本体1,900円+税
在庫 在庫あり
 
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目次

民俗学への誤解を解く(日本民俗学はフォークロアでもなく文化人類学でもない/誤解の原因と理解への道筋/隣接諸学の大攻勢のなかで)/柳田國男以前の民俗学(近世文人の視点と作業―風俗習慣への関心とその情報収集へ―/明治期の動向―西欧輸入の初期人類学と土俗研究―)/柳田國男の日本民俗学―それは民間伝承論(柳田國男と『郷土研究』/『民族』と新たな出発/「蝸牛考」と「聟入考」/日本民俗学の成立/日本民族学会/渋沢敬三とアチック・ミューゼアム/戦争と日本民俗学/海外へ向かう民族学と基礎固め重視の一国民俗学/柳田國男の神社研究/『先祖の話』とその意義)/戦後日本民俗学の出発(民俗学研究所と日本民俗学会/大学教育と民俗学/民俗学と文化財行政)/日本民俗学の新たな出発(国立歴史民俗博物館の創設/日本民俗学の新たな出発とその豊かな可能性)

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内容説明

柳田國男が創生し、折口信夫(しのぶ)や渋沢敬三らの理解と協力によって発展・継承されてきた日本の民俗学。これまで英語のフォークロアと同じと考えられ、また文化人類学の一部とされてきた民俗学への誤解を解き、「もう一つの歴史学」として捉え直す。日本民俗学の新たな出発と豊かな可能性を、多数の図表を交えて描き出す、これからの〈民俗学〉入門。

【編集者の眼】
 民俗学という名の学問は、それほど長い歴史を持っているわけではないが、身近にある不思議なことを知りたがる人は何時の時代にもおり、江戸時代にも正月行事や冠婚葬祭がどのように行われていたかなどを調べていた人がすでに存在した。
 人が生きるためになぜそれが必要なのかを学問として体系立てしようとしたのが、明治の終わりから大正・昭和の時代に生きた、柳田國男であり、折口信夫であり渋沢敬三だった。この人たちを中心にして築き上げてきた学問は奥が深く、そして楽しい。
 それ以後現在まで,民俗学は学問の領域を広げてきた。本書の著者は、混迷の時代だからこそ柳田・折口・渋沢が育んできた学問の仕方を学び直して、今を読み解いていこうという。個人にこだわり、あるいは社会の要請に応える学問を描き出したりと縦横無尽に「民俗学とは何か」を描き出している。読んで楽しい、知ってためになる民俗学の成り立ちを示した書を読んでみませんか。(探)

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