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現代語訳 吾妻鏡 10

御成敗式目

現代語訳 吾妻鏡 10

天災に幕府運営と、奮闘努力する北条泰時の主導のもとに花開く執権政治。そして泰時の孫経時ら次代をになう若者たちが元服を迎える。

著者 五味 文彦
本郷 和人
西田 友広
ジャンル 日本歴史 > 史料・史料集
シリーズ 現代語訳 吾妻鏡
出版年月日 2011/04/25
ISBN 9784642027175
判型・ページ数 4-6・288ページ
定価 本体2,400円+税
在庫 在庫あり
 
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内容説明

寛喜の大飢饉。繰り返し襲い来る大火・怪異・疫病・地震・洪水。日本最初の武家法典『関東御成敗式目』の制定。評定衆による合議制の確立。天災に、幕府運営に、奮闘努力する執権北条泰時。泰時の主導のもとに花開く執権政治。それは鎌倉幕府の黄金時代であった。そして泰時の孫経時・時頼、甥金沢実時ら、次代をになう若者たちが元服を迎える。

【編集者の眼】
 『現代語訳吾妻鏡』は第10冊の刊行を迎えました。
 本書は全16冊の長丁場ですが、初めの疑問が、後の冊で氷解したという経験をしました。
 文治元年10月24日、頼朝は勝長寿院を供養しますが、随兵中に苔田太郎が見えます(第2冊145頁)。苔田の読みが分からず、その後も気にかかっていました。本書を読み進んでゆくと、建久6年3月10日条の原文に笞田太郎が見え、新訂増補国史大系の校訂注で吉川本には筥田とあることがわかりました。筥田なら「はこだ」と読め、現埼玉県熊谷市箱田にあてられますから、筥田が妥当でしょう(第6冊82頁)。竹冠を草冠に書くことはよくあります。そこで苔田は笞田とつながり、苔田も筥田の誤写と考えるに至りました。ちなみに、この間、建久元年11月7日条には筥田太郎が見えていました(第5冊73頁)。
 本筋とは関係ありませんが、本書を読む楽しみのささやかな例を挙げてみました。(み)

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