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戦国時代狩野派の研究 新装版

狩野元信を中心として

戦国時代狩野派の研究 新装版

正信・元信から松栄、永徳・秀頼まで、初期形成過程を解明した名著を待望の限定復刊。初版刊行後の研究を解説した新稿を付載する。

著者 辻 惟雄
ジャンル 美術史 > 日本美術史
出版年月日 2011/05/25
ISBN 9784642079136
判型・ページ数 A4・420ページ
定価 本体30,000円+税
在庫 在庫あり
 
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目次

図版/序/凡例/総論―狩野派の成立と展開(狩野派の成立―社会的存在としての/初期狩野派の画風展開/日本絵画史における狩野派の位置―岡倉天心の狩野派評をめぐって)/狩野正信・元信とその周辺(狩野正信の絵画/狩野元信〈同時代の史料/生没年、墓/名号、叙任/作画環境、収入/血縁/作品/元信周辺画家とその作風/総括〉以下細目略/狩野元信補遺/元信・元信派作品解説/狩野雅楽助作品考)/元信以後(聚光院障壁画と狩野松栄・永徳/聚光院障壁画と狩野松栄・永徳補遺/故キャロライン・ウィールライト女史の「狩野松栄論」/永徳の三上山真景図について/松栄・永徳作品解説/狩野秀頼)/付載(東京国立博物館蔵・初期狩野派作品の模本について/〈書評〉武田恒夫『近世初期障屏画の研究』)/あとがき/索引/英文目録・要約

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内容説明

日本絵画史上最大の流派である狩野派。その初期形成過程を解き明かした名著を、新装版として待望の復刊。戦国時代15世紀後半より16世紀中頃までにおける狩野派の成立・発展を、文献と作品に即し、政治史・社会史などの動向をも視野に入れて実証的に考察。狩野派の作品目録の役割も果たす。さらに、初版刊行後の研究を解説した新稿を付載。

【編集者の眼】
 狩野派の作品はたいへん人気があります。博物館や寺院で、狩野永徳・三楽・探幽らの絢爛豪華な絵画に魅了された方も多いでしょう。日本美術を代表するそれらの作品は、戦乱が終わり、平和な時代になってから生み出されました。
 本書があつかうのはそれ以前、永徳の祖父にあたる元信が狩野派の発展の礎を築いた時代です。中国と日本の伝統を取り入れつつ独自の技術を向上させる過程を作品にたどり、権力者や寺院をパトロンにするネットワークを史料で跡づけていきます。後援者を得た狩野派は絵画の王道を歩み始めます。
 著者は早くから奇想の画家伊藤若冲に光をあて、日本美術の通史が広く読まれるなど、現在日本美術史の第一人者ですが、このような地道な研究がその後の多くの著作の基礎になっているのです。
 一七年前に刊行された旧版は、現在ネットで古書が見つからない貴重書です。蔵書家の愛着が本書の重要度を物語っていると思われます。(一)

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