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多胡碑が語る古代日本と渡来人

多胡碑が語る古代日本と渡来人

歴史的背景を探り、律令時代前史の渡来人や東国古墳の実態を追究。最新の考古学成果を取り上げ、古代上毛野地域特有の文化に迫る。

著者 土生田 純之
高崎市
ジャンル 日本歴史 > 通史・概説・歴史一般
出版年月日 2012/01/27
ISBN 9784642080712
判型・ページ数 4-6・304ページ
定価 本体2,800円+税
在庫 品切れ・重版未定
 
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目次

はしがき…高崎市長 富岡賢治/巻頭にあたって…土生田純之/Ⅰ 東国における渡来人の位相と多胡郡建郡…土生田純之(弥生時代終末における中部高地の朝鮮半島系遺物/五世紀後半に東国に渡来した人々/西毛における古墳時代後期の半島系文物とその背景/多胡郡建郡に至る歴史的背景)/Ⅱ 多胡碑の輝き…平川 南(上野国の広域行政/西部六郡の特質/多胡郡建郡/日本古代の石碑/多胡碑の輝き)/Ⅲ 渡来人の東国移住と多胡郡建郡の背景…亀田修一(西国における渡来人の移住―吉備地域を例として―/上野地域における渡来人の移住/朝鮮系考古資料からみた上毛野と朝鮮半島、そして多胡郡建郡の背景)/Ⅳ 多胡郡の成立とその背景…右島和夫(上毛野地域の古墳時代/古墳時代の多胡郡域)/多胡郡建郡一三〇〇年記念事業シンポジウム 多胡碑は何を伝えようとしたのか―多胡郡の成立とその時代―…コーディネーター 土生田純之 パネラー…平川 南・亀田修一・右島和夫/古代多胡郡を歩く/あとがき…高崎市・高崎市教育委員会

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内容説明

「昔を語る多胡(たご)の古碑」と上毛かるたに詠われる多胡碑。上野国南西部に多胡郡が建郡されてから1300年を迎え、古来著名な多胡碑の歴史的背景を辿り、律令時代前史の渡来人の居住や東国古墳の実態を追究する。最新の考古学成果を数多く取り上げ、古代上毛(かみつけ)野(の)地域特有の文化を解明し、日本古代史の中に位置づける。散策に便利な現地遺跡ガイド付。

【編集者の眼】
 先日、台東区立書道博物館で開催された企画展「中村不折コレクション 日本の古代碑―多胡碑建郡1300年を記念して―」にて、多胡碑に「対面」してきた。多胡碑は、711年の多胡郡建郡を記念して現在の高崎市に建てられた。実際にその拓本の前に立つと、碑自体の大きさのみならず、刻まれた文字の大きさや力強い筆致に圧倒され、建郡を民衆に知らしめた石碑の持つ不思議な力を強く感じた。
 1300年前、というと、710年の平城遷都や712年の『古事記』編纂が想起される。ここ数年全国各地でシンポジウムや講演会が開催され、関連図書の刊行されるなど、古代史ブームに沸いている。
 上毛野地域では、古墳時代中期から渡来人が多く移入されて馬飼育や鉄器生産などに従事し、東日本随一の渡来系文化が開花していたことが出土品から判明した。最新の考古学の成果を踏まえた論考や討論と共に探訪ガイドも収載しており、地方からみた1300年前を詳説する一書となっている。(爺)

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