安政4年(1857)創業、歴史学中心の人文書出版社
ホーム > 副島種臣

副島種臣 268

副島種臣

時に一喝、時に泰然として妥協を許さない―。ハイカラで威厳に満ちた明治初期の外務卿の、明治国家建設に賭した生涯を追跡する。

著者 安岡 昭男
ジャンル 日本歴史 > 伝記
シリーズ 人物叢書 > 近代
出版年月日 2012/02/22
ISBN 9784642052610
判型・ページ数 4-6・272ページ
定価 本体1,900円+税
在庫 在庫あり
 
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Check

目次

維新の佐賀藩志士(幕末の動乱/初の外交経験)/明治新政府の設計(新政権の発足/戊辰戦争/参議就任)/副島外交の展開(外務卿就任/マリア・ルス号事件)/清国訪問(天津換約/北京謁帝)/周辺諸国との国交談判(琉球・台湾問題/樺太問題/日韓関係)/帝王の師傅へ(民撰議院設立建白/清国漫遊/天皇と侍講)/内務の重責(興亜会と東邦協会/内務大臣/枢密顧問官)/晩年の蒼海伯(日露戦時下の死去/政治・社会論/逸事)

このページのトップへ

内容説明

明治初期の外務卿。幕末、西南雄藩佐賀の急進派として活躍し、新政府では樺太国境問題・琉球帰属問題・マリア=ルス号事件を担当。その辣腕(らつわん)により日本の威信を世界に知らしめる。明治6年の政変で下野し、民撰議院設立建白に参加するが、明治天皇の信任篤く、侍講や内務大臣・枢密顧問官を歴任。明治国家建設に賭した威厳満々たる生涯を追跡する。

【編集者の眼】
 政治家の小粒化が言われるが、それは国民の身の丈に他ならないともいう。では、国民的人気の高い維新の志士たちは、大粒であったのかどうか。
 副島が表舞台で活躍するのは40歳を過ぎてであるから、いわゆる遅咲きに部類されよう。特に明治初年の外務卿としての活躍は顕著で、対露・対中交渉における政策は後の日本外交の基軸となるもので、本書のハイライトである。各国との条約交渉や外交儀礼において、日本の威信を損ねる処遇は絶対に認めない。彼の言動はやや頑固過ぎるとも思えるが、原理原則を譲らず、対等な立場で言うべきことを言う姿勢が信頼を得たのであろう。この人の行いを見ていると、政策の明暗でなく、政治家としての根っことにある人間性というか、気骨の有無が評価を天地に分けるのだと思う。
 「維新」が流行っているが、時代状況はまるで違うのであるから、結果が見物である。かくいう私も筆だけ番長にはなるまい。       (船)

このページのトップへ

関連書籍

人物で読む近代日本外交史

人物で読む近代日本外交史

外交官・政治家ら19名の栄光と苦悩の歴史

 
開国と治外法権

開国と治外法権

負のイメージ=治外法権の一側面に迫る

著者:森田 朋子
 
 

このページのトップへ