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被災地の博物館に聞く

東日本大震災と歴史・文化資料

被災地の博物館に聞く

東日本大震災で被害を受けた歴史・文化資料。そのレスキュー活動と修復方法をレポートし、資料保護のネットワーク構築を呼びかける。

著者 国立歴史民俗博物館
ジャンル 日本歴史 > 通史・概説・歴史一般
出版年月日 2012/03/15
ISBN 9784642080767
判型・ページ数 A5・250ページ
定価 本体2,500円+税
在庫 在庫あり
 
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目次

はじめに…平川 南
報告1 岩手県立博物館における文化財レスキューの現状と課題―陸前高田市救出資料を中心に―…赤沼英男
報告2 陸前高田市の被害状況―博物館施設を中心に―…熊谷 賢・砂田比佐男
報告3 東日本大震災による文化財被害と救援活動…高倉敏明
報告4 歴史資料の保全に向けて…菅野正道
報告5 文化財レスキューで大学博物館にできること…加藤幸治
報告6 東日本大震災と歴史資料保護活動―福島県の現状と課題―…本間 宏
報告7 民家からの民具・生活用具の救出活動―宮城県気仙沼市少々汐地区―…小池淳一・葉山 茂
編集を終えて…久留島 浩

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内容説明

東日本大震災で大きな被害を受けた古文書・民具・標本などの地域の歴史・文化資料。それらをいかにレスキューし、保全するのか。現場の博物館職員たちが被災の実態と回収そして洗浄や真空凍結乾燥などのさまざまな方法を駆使した対処方法について、多数の図版を交えて現状と課題をレポート。資料の保護に備えるネットワーク構築を呼びかける。
オールカラー

東北学院大学のホームページで紹介

【編集者の眼】
 未曾有の大災害をもたらした東日本大震災では、博物館も甚大な被害を受けました。建物はもちろんですが、収蔵していた文化財、歴史資料や自然史の標本なども流されたり、海水や泥に浸かるなどの被害をうけました。それらは失われると二度と復原できないかけがいのない地域の財産です。
 関係者は準備が整い次第すぐに、捜索や修復に取り組み始めました。海水や泥に浸かったものは洗浄しなければなりません。紙に書かれた資料を復原するために全国の研究施設から援助が寄せられました。
 本書はそのドキュメンタリーです。被害の状況から捜索、修復の過程と、それに関わった人々の奮闘が臨場感のあるカラー写真を通して伝わってきます。
 その一人が新聞社のインタビューに応じて述べた「整った街並みが戻っても、文化財が残らない復興は真の復興ではない。それはこの土地の自然、文化、歴史、記憶の集積でありアイデンティテイーだからです」という言葉には重みがあります。(一)

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