安政4年(1857)創業、歴史学中心の人文書出版社
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お知らせ(地域のなかの軍隊)

地域社会にとって、軍隊とはいかなる存在だったのか?
北海道~沖縄、旧植民地、軍隊知識など、
かつて日常生活のなかにあった軍隊を、歴史的・社会的に考える体系的シリーズ

地域のなかの軍隊 全9巻
全巻完結!

かつての軍都・連隊町や軍港都市などを対象にした都市史の進展により、軍隊と地域社会との関係が近年明らかにされつつある。徴兵制と青年層、軍隊と都市基盤整備の関係、地域経済への波及効果、戦死者慰霊のあり方、地元住民との交流など、さまざまな切り口から軍隊の実態を歴史的に解明。日常生活のなかにあった軍隊の存在を、地域からとらえ直す。

〈企画編集委員〉
原田敬一・荒川章二・河西英通・坂根嘉弘・坂本悠一・林 博史・山本和重

四六判・上製・カバー装・平均250頁

本体各2800円(税別)
全9巻セット=本体25200円(税別)

【全9巻の構成】

 北の軍隊と軍都 北海道・東北
山本和重編 250頁 978-4-642-06473-6
ロシアに近い北海道・東北地方は軍事戦略上重要視され、仙台・旭川・弘前に師団が設置された。それら三都市を中心に、市民生活と軍隊の関わりを描く。徴兵忌避、アイヌの徴兵・召集、災害時の軍隊の役割にも言及する。

軍都としての帝都 関東
荒川章二編  222頁 978-4-642-06474-3
「帝国日本」最大の軍都東京を中心に、帝都の護りを担い張り巡らされた関東の軍隊。横須賀海軍や千葉の砲兵・鉄道部隊、所沢や霞ヶ浦の飛行部隊など、時代の要請に対応し絶えず軍事化の影響を受けた歴史的変遷を追う。

列島中央の軍事拠点 中部
河西英通編  240頁 978-4-642-06475-0
太平洋に面した温暖な東海、日本海からの風雪が避けられない北陸、険しい山岳地帯の内陸。自然環境が大きく異なることで、多様な軍事施設の配置が特徴である中部地方の実態に迫り、各都市と軍隊との関わりを描き出す。

 古都・商都の軍隊 近畿
原田敬一編  230頁 978-4-642-06476-7
「都会の軍隊は弱い」というイメージは本当だったのか。古さと新しさが併存する近畿地方の各地域で、軍隊がいかに存在したのかを探る。戦没者慰霊のあり方や在郷軍人会の成立など、民衆の視点からも軍隊を問い直す。

 西の軍隊と軍港都市 中国・四国 
坂根嘉弘編  232頁 978-4-642-06477-4
日清戦争時に大本営が広島に設置され、一大軍港都市の呉が置かれるなど、「西」は近代における軍事の要であった。中国・四国各地の軍隊誘致運動や、それに伴う都市形成と諸産業の発達、市民生活との密な関係に迫る。

大陸・南方膨張の拠点 九州・沖縄 
林 博史編  252頁 978-4-642-06478-1
近代日本が行なった一連の戦争・海外派兵に、朝鮮・中国や東南アジア・太平洋各地とを結ぶ重要地域であった九州・沖縄・奄美地方。軍隊を配備された都市の変容や地域との関係を分析。戦後沖縄と米軍基地にも言及する。

帝国支配の最前線 植民地 
坂本悠一編  320頁 978-4-642-06479-8
明治初年以降、絶え間ない対外戦争で植民地を獲得してきた帝国日本。台湾・南樺太・満洲・朝鮮・南洋群島の旧植民地に、軍隊はいかに関わったのか? 植民地支配の前衛を担った現地軍隊の動向を、地域ごとに追究する。

日本の軍隊を知る 基礎知識編 
荒川・河西・坂根・坂本・原田編 260頁 978-4-642-06480-4
戦前の社会において、人びとは身近に存在した軍隊といかに向き合っていたのか。徴兵制や師団編制、軍人のありかたとその生活など、制度と実態の多様な項目を解説。現代のわれわれが軍隊を考えるための知識を集成する。

軍隊と地域社会を問う 地域社会編 
林・原田・山本編 250頁 978-4-642-06481-1
軍隊の設置によって鉄道網などのインフラ整備が進み、地域の風景は一変した。軍事援護・慰霊などを通して人々の生活に軍事が浸透した実態や、空襲で壊滅する軍都の姿を描き出す。日常のなかに軍隊が存在した意味を問う。
 


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